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介護問題、課題解決の糸口は“テクノロジー”の活用?

Entame Plex / 2024年10月9日 11時40分

介護問題、課題解決の糸口は“テクノロジー”の活用?

介護問題、課題解決の糸口は“テクノロジー”の活用?

SOMPOケア株式会社は、全国の30代~60代の男女各500名を対象に「未来の介護」に関する調査を実施。このたび、その調査結果を発表しました。

少子高齢化が進む日本では、医療や介護人材の不足など様々な問題を抱えています。身近なところでは、まず両親の介護について考える機会がある人が多いのではないでしょうか。



そこで、親子間(※義父母を含む)で親世代の介護について話し合ったことがあるか質問したところ、「話し合った」と回答したのは、2割程度(21.2%)。約8割(78.8%)は話し合っていないことが分かりました。



年代別で見てみると、話し合っている人は、両親の年齢も比較的若い30代で1割以下(9.2%)、年代が上がるにつれて割合は高くなっているものの、親の年齢が80~90代と考えられる60代でも4割を下回りました(39.2%)。親の介護が身近な世代でも、介護について話し合えていない人が多数派という結果に。また、親の介護は親子間だけの問題ではなく、兄弟姉妹や親族の協力が必要な場合もあります。両親本人を交えて、家族や親族で話し合ったことがあるかという質問では、「話し合っていない」人の割合は、さらに高いことが明らかに(81.1%)。突然訪れるかもしれない介護について、話し合いの機会が持たれることはまだまだ少ないという結果になりました。



親をどのように介護する予定なのか質問したところ、全体の約6割が「まだ決めていない・分からない(64.5%)」と回答。「まだ決めていない・分からない」人を除いて、親の介護方法について一定の見通しが立っている人について見ると、老人ホームなどの「介護施設を利用する(56.0%)」が半数を超え、3割以上が「自宅で介護サービスを利用して介護する(33.6%)」と回答しました。

親の介護について、約9割の人は施設や介護サービスなどの利用を希望しており、「自宅で介護サービスを利用せずに介護する(7.6%)」は、1割弱に留まりました。

介護方法の回答理由について、施設の利用に関しては「各自の生活をこなすため。また、本人の希望」(大阪府・66歳女性)、「介護による負担および心労の方が、デメリットがあると考えられるため」(愛媛県・44歳女性)、「自宅は衛生面、居住性などにおいて不十分だと思うから」(大阪府・51歳男性)、「自分ではどうにもできないこともあるだろうから、他人の手をお借りしたい」(奈良県・32歳女性)といった意見がありました。また、自宅で介護サービスを利用せずに介護予定という回答に関する理由では、「親には世話になったため、他人の手を借りずに自分で世話をしたい」(愛知県・64歳女性)、「サービスを使いたいが本人が拒否している」(北海道・56歳女性)、「自分ができるうちは親の介護は自分でしたい」(和歌山県・54歳男性)などの意見が挙がりました。

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