ネット発の人気ピアニスト:まらしぃ「自分が弾きたいものを弾く、それが今の僕の信条」
Entame Plex / 2014年12月5日 18時3分
ネット発の人気ピアニスト:まらしぃ「自分が弾きたいものを弾く、それが今の僕の信条」
「ピアノは僕がやりたいと言い出したわけではなく、母親の影響で始めたんです。母が音楽が大好きで。あとは当時ピアノを弾く男性を描いたドラマが流行っていたらしくて……」
——「ロンバケ(ロングバケーション)」ですね。個人的なイメージですけど、ピアノが弾ける男性はモテる気がします。
「それは間違いですね(笑)。僕が導きだした答えとしては、会話の最初のツールとしては優秀だと思いますが、その後はその人次第だと思います。僕はそれ(ピアノ)を活かせませんでした(笑)」
そんなとりとめのない会話から始まった、ニコ動発、動画投稿サイトで人気のピアニスト:まらしぃのインタビュー。
2008年に動画を初投稿。ネット界隈を中心に注目を集め、2010年には颯爽とCDデビュー。まさにシンデレラストーリーを歩む彼だが、このたび通算6枚目となるソロピアノアルバム「marasy piano world」をリリース。今作では初投稿から6年、全作品の動画再生回数総計1億3千万回以上を記録するライブラリの中から、とりわけ人気の楽曲を中心に新曲含め全15曲を一挙にパッケージ。
ここからは、そんなまらしぃのこれまでの軌跡、そしていわば彼の集大成とも言える今作について、たっぷりと話を聞いてみた。
——まらしぃさんは幼いころから人前でピアノを弾いていたそうですね。
「知り合いのレストランでBGM的に演奏させてもらっていました。9歳のころのことですね。ピアノを弾くとみなさん喜んでくれて、それが幼心にすごく嬉しかったのを覚えています」
——その後、紆余曲折を経てニコ動に動画をアップするようになった。
「いろいろありましたね。中学生時代にピアノの先生と諸々あってピアノを触らなくなり、高校生時代は『ぷよぷよ』というゲームにお熱になり、大学生のときに『ぷよぷよ』経由でネットで知り合った方から教えていただいた曲に感銘を受け、ピアノを再び弾き始めて」
——その教えてもらった曲が初めてニコ動に投稿した東方Projectの「ネイティブフェイス」ですよね。
「当時は投稿したというより、僕がピアノでその曲を弾いたので、紹介してくれたみんなに聴いてもらう手段として動画をアップしたんです」
——でも、そこで東方Projectと出会ったがゆえに今がある?
「そうですね。もしもそれがJポップだったら……違った人生を歩んでいたでしょうね(笑)」
——そして、初投稿を経てあれよあれよと注目を集めることになったわけですが。
「ありがたいことです。でも、僕自身としては再生回数にこだわるわけではなく、ただみんなに見てもらえればと思っていて。あとは、自分が投稿したものに対して肯定的なものも否定的なものも含めて、反応があることが嬉しかったんですよ。僕がピアノを弾くことで何かしらのリアクションがある、それは幼いころレストランで弾いていた感覚、僕がピアノを弾く根本に近いのかなって思います」
この記事に関連するニュース
-
ファビアナ・パラディーノが語る80年代R&Bの再解釈、ネオソウルを支えた父ピノから受け取ったもの
Rolling Stone Japan / 2025年1月10日 17時10分
-
フランツ・フェルディナンドが語る、新たな黄金期に導いた「らしさ」と「新しさ」の両立
Rolling Stone Japan / 2025年1月8日 17時30分
-
『ニコニコ動画アワード2024』全19名の受賞動画の投稿者にインタビュー! 受賞を知った時の感想、動画の注目ポイントやこだわり、視聴者へメッセージなど聞いてみた
ニコニコニュース / 2024年12月30日 17時0分
-
“3人合わせて209歳”THE ALFEE が50年間バンド活動を一度も休まなかった理由「それは休むと桜井の手が…」【2024 音楽記事 1位】
集英社オンライン / 2024年12月24日 11時0分
-
トップシークレットマンしのだが語る、大胆すぎるマッシュアップ、100 gecsからの影響
Rolling Stone Japan / 2024年12月21日 12時0分
ランキング
-
1中居正広が払った“法外示談金”9000万円の内訳は?…民放聞き取り調査で降板、打ち切りが濃厚に
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 9時26分
-
2キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 9時26分
-
3「家電全部アイリスオーヤマにします」吉沢亮のCM起用継続決定したアイリスオーヤマに絶賛殺到
日刊スポーツ / 2025年1月15日 7時26分
-
4伊藤かずえの近影に「マツコかと思った」と視聴者困惑、さらに悪目立ちした“ドン引き”のクイズ回答
週刊女性PRIME / 2025年1月15日 12時0分
-
5「ミヤネ屋」と「ゴゴスマ」2024年視聴率で分かれた明暗。10年間に変わった“視聴者が望むもの”
日刊SPA! / 2025年1月13日 8時50分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください