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リリー・フランキーが“ホームレス時代”を振り返る「寂しいのがしんどい」

Entame Plex / 2015年7月15日 15時56分

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リリー・フランキーが“ホームレス時代”を振り返る「寂しいのがしんどい」

7月15日、都内にてNHK BSプレミアムドラマ「洞窟おじさん」の完成試写会が行われた。

試写会には、リリー・フランキーや中村蒼、脚本の吉田照幸氏、制作統括の西村祟氏が登壇し、作品の魅力を語った。ドラマ内でリリーは主人公の中年期を演じ、中村は青年期を演じた。

この作品は実話をベースに、親の虐待から逃れ13歳で家出し、43年間のサバイバル生活をおくったひとりの人間の壮絶な人生をドラマ化したもので、少年時代から現在までを描いている。自力でウサギやイノシシを狩ったり、人間社会との接点を何度も持ちながら挫折したり、逮捕されたりと波乱万丈な生きざまに「これ、本当なの?」と驚かされることだろう。



リリーは、このドラマのオファーを受けたとき「まず『洞窟おじさん』というタイトルが素晴らしいと思った。台本もちゃんと読まないままやりたくなった珍しい作品」と感じたそうだ。

リリーは、もともとの原作も読んでいなかったと言い「洞窟にずっといるおじさんなんだろうな、セリフなくていいぞこれは、と思ったら意外としゃべるシーンが多かった」「50歳過ぎて脱ぐ、走る、格闘する、泣く、わめくってのはあんまり演じたことないので。今でも膝がしびれているんですよね」と撮影を振り返った。

中村は「洞窟で暮らしていて人へのトラウマも持っているんですけど、でもまた信じようと試みる部分があって、そこには共感した」と主人公への思いを口にした。

するとリリーも「僕自身に近いというか。おじさんも人との関係がイヤで山に逃げたり洞窟に逃げたりするんだけど、煩わしいんだけど、人と一緒じゃなきゃ満たされない。洞窟にいても都市生活しても、結局はそこから逃れられないわけで。洞窟おじさんも特別な人じゃないんだなって」とコメントした。

印象に残ったシーンを聞かれると、ふたりは「すべて編集で切られていた」と答え、笑いを誘う。ただし中村によると「おじさんがどこまで物ごとを知っている設定なのか、スタッフが細かく注意して撮影していたのが印象に残った」とのことだ。

また、登壇をしなかったものの少年時代を演じた俳優の富田海人に関して、リリーが「俺らも演じるうえで路上生活したりだから、何となく体重を落としてたんだけど、あいつムチムチしてたよな?」と中村に同意を求めると、会場からは爆笑が起きた。



作品にちなみ、記者から「今まで一番のサバイバルな経験は?」と質問が飛ぶと、リリーは「20代後半のころは、ほぼ洞窟おじさんに近い生活だったので。でもおじさんと一緒で、暑さ寒さやお腹が減るのはなんとかなる。僕もホームレスのように生きていたとき、さみしいのが一番しんどかった」と主人公に自分を重ねた。

これに対し、中村は「サバイバルじゃない、って絶対思われるでしょうけど」と前置きしつつ、「高校2年生で福岡から上京してきたんですが、初めてのひとり暮らしでガス会社に連絡するのを知らず、水を浴びていたんですが。すいません……」とリリーのインパクトに対し恐縮しきりだった。

スペシャルドラマ「洞窟おじさん」は、7月20日(月) 21時~22時59分にNHK BSプレミアムにて放送。

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