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紀里谷和明が“命を失ってもいい”とまで言い切る、最も大事なこととは……

Entame Plex / 2015年11月13日 17時0分

――全ては愛だと。

「国という分別がされている今、みんながこれは自分の話だって思えたらきっと通じ合える。それが重要で、そうでなかったらモーガン(フリーマン)やクライヴ(オーウェン)も出ようなんて思わないだろうし。そこには、形を超えた共感があったわけですよ。そして、世界はそこに行き着かない限りいつまでたっても争いごとは終わらない。それは『CASSHERN』のテーマでもあったんだけど、僕らはそこでしか繋がれない。いつまでたっても国同士、思想の違い……例えば宗教や主義、経済という形の話になってしまっていて、それだと争いは終わらないと僕は思う。そもそも、僕らはそうじゃなかったのに。子どものころはそんなふうに物事を見ていなかったわけで。なぜそうなってしまったのか、という話ですよね」



――それが今作で一番伝えたいことだと。

「伝えるというか、その方がよくないですか、ということ。でも、それはありとあらゆる映画監督やミュージシャン、作家、芸術家と呼ばれる人たちが、手を替え品を替え言っていることで、世の中の芸術と呼ばれるものの90%以上はそうじゃないかなと思うんですよ。僕もその一端、多くの人たちのうちの1人でしかない」

――それでもなかなか世界は変わらないわけですね。

「それは、情報と知識に犯されちゃっているから。大切なのは感情なんですよ。みんな、人のことを好きになる、好きになってほしいというのが大前提としてあって、そのためにオシャレしたり、ダイエットしたりする。そんな極めて曖昧な感情のために右往左往しながら情報や知識を集めているだけなんです。純粋に人が好きになって、その人も好きになってくれたら何も必要ないわけだし。僕が言う情報や知識というのは、地位や名声、ファッション、(銀行口座の)残高、乗っている車とか、そういうことも含めてなんですけどね」

©2015 Luka Productions

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