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lecca“最新作が一番だって思える自分でありたい。そう思えなくなったら辞める”

Entame Plex / 2016年1月28日 20時12分

 lecca“最新作が一番だって思える自分でありたい。そう思えなくなったら辞める”

lecca“最新作が一番だって思える自分でありたい。そう思えなくなったら辞める”

“ここで出さないと一生出さないんじゃないかと……”
自身初のベスト・アルバムをリリースするにあたって、そう答えてくれたlecca。
レゲエを軸に、オリジナリティ溢れるサウンドを展開してきた彼女のいわば集大成とも言える今作『BEST POSITIVE』。そこには、数々の代表曲とともにleccaが歩んできた人生そのものがパッケージされている。アーティスト人生10周年を迎えた彼女にこれまでを振り返ってもらいつつ、今後の展望についても話を聞いてみた。leccaが考える音楽感、そして本当に伝えたいこととは……。



――デビュー10周年を迎え、今の率直な気持ちは?

「実は人に言われて10周年なんだって知ったんです……気付かなかったんですよね(笑)」

――では、この10年間で印象に残っていることなどは?

「それはいっぱいあります! その中で、生きていて良かったって思ったのはショーン・ポールに出会えたこと。一生懸命頑張っていれば架空の存在、神のように思っていた方と出会えるという象徴的な出来事でした。彼以外にも井上陽水さんやRHYMESTERさんなどと一瞬でも同じステージに立ち、一緒に声を出す仕事をさせてもらったことは人生の財産みたいなもので、かけがえのない経験でした」

――そんなRHYMESTERさんとの楽曲『Sky is the Limit』も収録した今作『BEST POSITIVE』。意外にもベスト・アルバムは今回が初なんですね。

「ずっと断っておりまして。なぜならオリジナル・アルバムを作りたいから。ベストを発売するとなると少なからず制作時間が削られてしまう。私はその時間も制作にまわしたくてお断りしていたんですけど、10周年を迎えて楽曲が200曲以上もたまりまして。ここで出さないと一生出さないんじゃないかなと。あとは、ここで一度仕切り直しの意味も含めて今回出すことにしました」

――楽曲もそれだけあると選曲も大変だったのでは?

「最後の3曲ぐらいの椅子取りゲームが大変でしたけど、それ以外は鉄板曲というか、ファンの方に聞いても間違いなく入るような曲を入れました。なのですごくわかりやすく、私のことを知らない人に知ってもらう上でもいい名刺代わりになる、そんな作品になりましたね」

――昔の曲を今改めて聴いてみてどうですか?

「当時自分が向き合っていたものが思い出されるというか、昔の感情が蘇りますね」



――そこに恥ずかしさとかはあります?

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