木村佳乃“思い通りの人生なんてつまらない”映画『星ガ丘ワンダーランド』インタビュー
Entame Plex / 2016年3月11日 13時0分
木村佳乃“思い通りの人生なんてつまらない”映画『星ガ丘ワンダーランド』インタビュー
“守りに入るよりも、新しいことに挑戦するのが自分のスタイル”
そう語るのは、女優の木村佳乃。
デビューから今年で20年を迎え、今なお攻めの姿勢を貫くその凛とした佇まいは、様々な期待を抱かせてくれる。
そんな彼女が、3月5日より全国公開となった映画『星ガ丘ワンダーランド』で演じるのは、突然幼い子どもたちを捨てて蒸発した母親・爽子役。彼女が20年後に謎の死を遂げたことをきっかけに、物語はゆっくりと動いていき、真実が明らかとなったその時、切なくも心温まる、至極のミステリー作品となっている。
“身が引き裂かれるような思いだったと思う”と爽子について語る木村自身も母となったからこそ分かる感情や時折見せる母性溢れる表情は、作品により深みを加えたに違いない。今回は木村が爽子を演じて感じたことや本作の魅力、そして女優としてのこれから、など話を聞いた。
――木村さん演じた母・爽子の女性像にどんな印象を持ち、どう役作りをしましたか?
「愛情が深い女性だと思ったと同時に、ある種の淋しさをすごく秘めた女性だなと感じました。私が演じたのは、主人公・温人(はると)の記憶の中にある母親なので、すごく淋しそうだったり、すごく楽しそうに見えたり、そのどちらの表情もあくまで彼の思い出の中にある母親の姿なんです。回想(シーン)でしか出てこないので、謎な部分も多いんですけど、それは柳沢監督の狙いだったりもしていて、役柄として説明しすぎないように気を遣いましたね」
――柳沢監督の演出はいかがでした?
「柳沢監督の中に、温人の思い出の中の母親としてのイメージが具体的にありましたので、そのイメージに近付けようと非常に細やかな部分まで話し合いました。爽子がどう思っていたのか、ということよりも、温人の目にどう映っていたのかを想像しながら演じました」
――実生活では2児の母ですが、母になって意識の変化や演技面で変わったことはありましたか?
「子役とのコミュニケーションの取り方でしょうか。子どもは飽きっぽかったり、大人よりも疲れやすいし、寒さや暑さにそれほど強くないので、現場では大人がケアして守ってあげるべきだと思います。撮影に飽きてふざけ始めたら“あともうちょっとだから頑張ろうね”って諭したり、以前よりも接し方が分かるようになりました。今回も、撮影の合間に宿題を見てあげたり、喋ったりして楽しかったです」
――今回演じたのは、家族を捨てて蒸発してしまう母親役。心苦しい部分があったのでは?
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