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遠藤新菜“身をもって形にすることが出来た” 映画『無伴奏』のエマ役で魅せた覚悟

Entame Plex / 2016年3月30日 7時0分



――劇中では、当時のファッションやセシルカットがとても似合っていましたが、ここまでショートヘアにしたことは?

「初めてです。(役に入る前に)色々と考えていてもなかなか腑に落ちない部分もあったんですが、いざ髪を切った瞬間にスッとエマの気持ちが入ってきたというか……。本当に細かいところかもしれませんが、髪が短いとこんなに風を感じるんだなとか(笑)。ここまで短かいと、自分のことを必然的に隠せないですし、だからこんな性格なのかもって思いました」

――エマは、誰に憧れていたと思いますか?

「私的には、ツイッギーっていうイギリスのモデルさんが一番近いかなと感じました。ツイッギーっぽいファッションとか、すらっとした感じなんかを見ると、きっと憧れていたんじゃないかなぁと思います。エマは、みんなが真似出来ないことを涼しい顔でやってのけちゃう感じがかっこいいです」

――そういう意味では、成海さん、池松さん、斎藤さんとはまた違った存在感を放っていたと感じました。撮影前に、監督から5kg減量するように命じられたそうですが、大変でした?

「体調とかも見ながら1ヶ月ちょっとで落とさないといけなかったので、“どうしよう……”って。でも、変に頑張って鍛えて綺麗な体にするのも違うなと思って、エマはモデルのような存在ではなくて、もうちょっと身近な子だと思うし、あくまでツイッギーとかを真似したい子だって考えた時に、少し不健康な痩せ方でも成り立つんじゃないかと思って(笑)。だから、ごはんを食べないで水を飲んだり、ちょっと無茶をしたんですけど……、でもそれが結果的に良かった気がします」



――斎藤さんとの大胆な濡れ場も公開前から話題に。相当な覚悟が必要な役だったのでは?

「2人のただラブラブな描写というわけではなくて、その行為自体が指している意図というのが、他の作品にはないようなシチュエーションだったので、難しかったです。気負っていたというよりも正直余裕がなかったんですけど……、(斎藤)工さんにすごくリードしていただいたのが、一番大きかったです。そのおかげで、自分が(トップレスを)露出するということに気を取られずに打ち込めたのかもしれません」

――“汚れ役もラブシーンも抵抗がない”と言う遠藤さんですが、そこまで言わしめる芝居の魅力は?

「今回だと、エマじゃなくて“遠藤新菜”という人間の恥ずかしい気持ちとか、脱ぐのはイヤだとかそういう気持ちを演技に持ち込んでしまうのは絶対に間違っていると思ってしまう自分がいて。演じている時の自分はもう私じゃなくてエマだし、自分の道徳的な部分で“出来ない”って幅を狭めてしまうのはすごく損だなと思うし、そこに迷いがあると(作品を)観に来ている方に伝わってしまうと思うんです。どれだけ他のシーンが素晴らしくても、そこで迷いを感じ取られちゃったら、それだけで“寒いな”って思われちゃう気がして……。だから、どんなシーンがあっても“やりたいです!”って言っています(笑)」

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