1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

柳楽優弥「食われたら俳優辞める!」強い覚悟で挑んだ衝撃作を語る

Entame Plex / 2016年5月23日 15時30分

 柳楽優弥「食われたら俳優辞める!」強い覚悟で挑んだ衝撃作を語る

柳楽優弥「食われたら俳優辞める!」強い覚悟で挑んだ衝撃作を語る

“俺、食われるくらいなら俳優辞めますよ!”
そう真利子哲也監督に言い放ち、ただならぬ覚悟で主人公・泰良(たいら)役に挑んだのは、柳楽優弥。
そんな彼の存在感を食ってやろうと、まるで運命の糸に導かれるかのように新鋭・真利子監督による衝撃作『ディストラクション・ベイビーズ』に、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、そして池松壮亮ら日本映画界の次世代を担っていくであろう若き俳優たちが集結。

108分間、ヒリヒリと火傷しそうなほどの熱量が銀幕からほとばしる、彼らによるガチな化学反応。解き放たれた野獣のように路上で無差別に人に殴りかかる狂気に満ちた男・泰良を、限界まで台詞を削ぎ落とし怪演した柳楽は、“今もう1回やれと言われても出来ないんじゃないかな”と撮影を振り返る。今回はそんな本作で、凄まじい存在感をみせてくれた彼に、いろいろと話を聞いた。



――今作で演じた泰良はかなりハードな役でしたが、どんな役作りを?

「今までは役柄や時代背景について色々と調べたり、掘り下げていく作業をすることが僕の中でのやり方だったんですが、今回は寧ろそういうことよりも現場の空気感を感じることのほうが重要でしたね。だから今までのやり方を1度捨てて、監督と一緒に現場で作り上げていきました」

――撮影に入るまでは、どんな気持ちでしたか?

「こういう作品って最近あまりないので、 “そう、これこれ! こういう映画が観たかったんだよね”と言ってもらえるように頑張ろうといった話をキャストのみんなとしていました。もちろん内容的に好き嫌いはあると思いますが、監督が数年間かけてきた情熱を知っているだけに、主演としてブレずに腹くくってやろうと」

――真利子哲也監督からは具体的な指示はありましたか?

「いえ、『(泰良は)何で喧嘩するんですか?』って監督に何度聞いても『楽しければええけん、なんです』って。さすがに5回くらいそう言われちゃうと“あれ!? 俺がおかしいのかな”みたいな感じで……6回目は聞けなかったですね(笑)。そこまでブレない人もいないですから、しっかりと監督を信じて挑みました」

――今回、柳楽さんは台詞がほぼないに等しいくらいでしたが。

「台詞が無いぶん、ちょっと油断したらただの変な人になっちゃう(笑)。だから、表情や佇まいだったり……、やるからにはどこかで説得力を持たせないといけないなと思っていました。監督からは『楽しければええけん』とか『今まで見たこともないような立ち上がり方をしてください』とか『この世のものとは思えないような』みたいに説明もざっくりしていて。これは逆に“俺のイメージ力が問われているな!”って(笑)。ある意味やり甲斐がありましたね」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください