林遣都「初めてのことだった…」撮影中に号泣した話題のドラマ『火花』インタビュー
Entame Plex / 2016年6月22日 12時50分
林遣都「初めてのことだった…」撮影中に号泣した話題のドラマ『火花』インタビュー
第153回芥川賞受賞。累計250万部以上。ピース・又吉直樹の処女作である小説『火花』は低迷が続く文学界で、文字通り“火花”となり暗い道を照らした。そんな同小説がオリジナルドラマ化され、オンラインサービス・Netflixにて6月3日より世界190カ国に全10話が一挙ストリーミング開始。物語ではふたりの芸人を軸に、純粋であることや生きがい、ドラマチックでは済まされない日常を開けっぴろげに描き出す。主人公の芸人のふたりを演じるのは俳優の林遣都と波岡一喜だ。林演じる努力型の「徳永」と波岡演じる天才肌の「神谷」、そんな対照的な人物を演じきった2人にインタビュー!
――完成した作品をご覧になっていかがですか?
林遣都(以下、林)「実際に役が決まって、役者人生10年分をすべてぶつけたつもりです。キャスト、スタッフ一丸となって制作に挑み、後世に残る内容になったと胸を張って言える作品です」
波岡一喜(以下、波岡)「……なんでしたっけ? 質問」
林「僕が長いから……(笑)」
波岡「遣都、いっつも答えるの長いよな。だから僕、途中で違うこと考えちゃうんですよ。遣都が全部いいこと言っちゃったので、もう同じでいいんですけど、まあお断りする理由は何一つないですからね。是非やらせてくださいって、即答でした。はい」
――(笑)。
波岡「今、地上波ではいろいろな規制があるなかで、この作品では好きなことをやってるじゃないですか。僕はほとんどのシーンでタバコ吸って、お酒飲んで……最後には裸にもなっているし。なかなか、そんなに自由にやらせてもらうこともないですから、楽しかったですね」
――作品の感想をお願いします(笑)。
林「うーん、うーん……そうですね」
波岡「僕から言っていい? 考えてるの長くなりそうだから(笑)」
林「はい、どうぞ」
波岡「ただのドラマチックな内容じゃないでしょう? 過激な出来事が連続するわけじゃなくて、しっかりと日常も描いている。毎回、『あ、終わった』と感じるけど、なぜか続きが見たくなるのは不思議ですよね。ついつい見てしまうのがこのドラマの魅力です」
林「あの映像クオリティ、5人の監督たち(※注)だからこそ、途中で見るのをやめられなくなっちゃうのもありますね」
波岡「まるでドキュメンタリーのように僕らの生活を切り取っていった印象です」
(※注:総監督/廣木隆一 監督/白石和彌、沖田修一、久万真路、毛利安孝)
――今回は各話様々な監督がつとめていましたが、基本的には台本に合わせてかっちりした感じではなかったと。
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