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林遣都「初めてのことだった…」撮影中に号泣した話題のドラマ『火花』インタビュー

Entame Plex / 2016年6月22日 12時50分

林「あの場面にはいろんな想いがつまっているので。感謝やくやしさとか……ああいうのって役者同士が仲が悪かったら決してできないですからね。僕が波岡さんを好きだからこそ、やりたいって思ったんです。今回の現場もスタッフ 、キャスト、本当に信頼関係ができていた。だからこそ、リアルな作品に出来上がったのだと感じています」



――撮影の4カ月間、つねに役を意識する必要があったわけですが、波岡さん演じる神谷なる人物は「破滅型の天才」です。あの状態でいなければならないのは……。

波岡「しんどかったです。序盤はとにかく楽しくて仕方がなかったのに、終盤に進むにつれ神谷がどんどんと堕ちていく。反対に、徳永はどんどん売れていく。きつかったです……もう、ほんまにきつかったですね」

――林さんは徳永を演じる上でどのような心境でしたか?

林「僕は第1話から順撮りで、それこそ朝から晩まで徳永として過ごしました。全10話のなかで、本当に10年間を過ごしたような錯覚がありましたね。台本を読んで泣くことはほとんどないのですが、最後の本を読んだとき……こらえきれなかったです。どんどんと周りがいなくなっていく過程で、その全シーンで泣いてしまって。そんな感覚は初めてでした」

――つぶやきかたなど、林さんの演技と原作者の又吉さんがかぶる瞬間が何度も見受けられました。

林「原作が発売された当初、『徳永のモデルは又吉さんでは?』と騒がれていましたが、ご本人も否定していましたし、そこには囚われないように心がけました。ただ、劇中の漫才での言いかたなどは、又吉さんのしゃべり口調に似せている部分があります。相方・山下役の(井下好井)好井まさおさんが、『ここは又吉さんの漫才のセンスが出てるから』と、あえて寄せるようにアドバイスをしてくれたりもして」



――波岡さんが神谷の心境で共感するのは?

波岡「辞めていった芸人は無駄じゃないねん、と彼が熱弁するところですね。そうした人たちがいるから今のお笑いがある、という考えかたはすごいなと思います。僕はまだ役者を続けていますけど、一緒に目指して辞めていった連中はいっぱいいるし。あの言葉のおかげで僕が今やっていることがムダじゃないと思えるので。救われますよね。今どれだけうまくいかなくても、きっと意味があると思えるので」

――反対に有名になって失ったものはありますか?

波岡「あ、僕は有名じゃないので」

林「ああしてお酒を飲んで、毎日のようにボケとツッコミを繰り返す芸人さんの日常ってあこがれます。どんなにツラいこと、イヤなことがあっても自分を客観視して笑いに変えるのがすごい。そうすると日常生活のなかでも笑いが生まれてくる。そんな人生ってすばらしいと思います」


ドラマ『火花』は、Netflixにて配信中!
©2016YDクリエイション

■林遣都
ヘアメイク:SAYAKA
スタイリスト:菊池陽之介

■波岡一喜
ヘアメイク:SAYAKA
スタイリスト:黒田匡彦
衣装:KENT AND CURWEN、ロスガポス for STILIST

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