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家入レオ、本来の自分の姿をありのままに表現した意欲作『WE』について語る

Entame Plex / 2016年7月5日 17時0分

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家入レオ、本来の自分の姿をありのままに表現した意欲作『WE』について語る

“やっと自分らしく呼吸ができるようになった”
新作『WE』について、家入レオはそう話してくれた。
今年に入り『Hello To The World』、そして『僕たちの未来』と立て続けにリリースしたシングルで、これまでとはまたひと味違う姿を見せ、そして今その集大成となるアルバム『WE』(7月6日発売)を発表。それはまさに彼女がようやく辿り着くことができた家入レオの新しくも本当の姿。様々な思いが詰め込まれた本作に関して、その思いの丈を語ってくれた。



――まずはアルバムを作り終えた率直な感想は?

「すごく楽になりましたね」

――今年の初めにシングル『Hello To The World』をリリースしたときも“どこか吹っ切れた”って言っていましたけど、そこに通じるもがある?

「あの曲があって、私の転機にもなった『僕たちの未来』があって、そこで自信がついたんです。そして、その後でこの『WE』というアルバムが作れたことがすごく大きいですね」

――ブログでは新たな始まりとなる作品とコメントしていましたね。

「これは東京でのファーストアルバムって感じなんですよ。これまでも東京で活動していましたけど、今回は東京での日常をすごく落とし込めた感じがしていて」



――1曲1曲のタイトルを見ているとすごくポジティブな言葉が多い。それだけでも大きな変化かなと。

「それは自然にそうなっていったというか……人間って誰しも陰と陽を持ってると思うんです。でも、私の場合はこれまですごく陰にスポットがあたりがちで……もちろんそれも自分の大事な部分で、むしろそこに嘘を付かずにやってきたことを誇ってるんですけど、友達とパンケーキとか食べに行くんですよって言っただけで驚きの声があがったときにこれはどうかなと思って(笑)」

――それは人間的な部分で?

「あまりにもパーソナルな部分が見えないというか、私は私のことを歌で表現しないと説得力に欠けるなって思ったんです。それで今回は『Party Girl』のような曲もできたんですけど、自分はこういうところもあるんだって歌で言えたことですごく楽になったんですよ。陰と陽、両方あっての「私」、作品としてそれが初めて言えた気がします」

――今作はすごくバラエティ豊かな作品になっていますが、その中で印象的だったのがタイトル曲でもある『we』。シンプルなんだけど、ここにすごく思いが集約されているのかなと。

「そうですね。私はデビュー以来……人間はひとりだって思ってて。それはポジティブな意味で。もし体に2つの魂を宿る世界だったら、本当の意味での孤独を知らないから愛を求めずに生きることになる。それって人の温かさを知らずに生きていくことと同じで、だからこそ孤独は神様からの最高のプレゼントなんだって思うんです。ひとりだからこそ誰かを好きになったり、愛したりするわけで。まわりのスタッフから“人はひとりじゃないよ”って言われても、それはきれいごとなんじゃないかって思っちゃって。ただ、今回アルバムを作っているときになぜかその言葉が浮かんできたんですよ。私は音楽に救われた人間で、おこがましい話ですけど今もしかしたら逆に誰かを救える立場にいるかもしれない。私の音楽が最後の砦になっているのかもしれない。もし、そこで“人はひとりだよ”って歌ってたら、本当に世の中に救いがなくなってしまうんじゃないか。だからこそ、私は大丈夫じゃなくても大丈夫って言ってあげる存在になりたい。本当に無理だと思っていても前向きになりなさいと言われれば、人はそっちに引っ張られることもあると思うんです。そういう意味でこの『we』ができたんです。ファーストアルバムの『LEO』みたいに私のことをわかってっていうスタンスから、嫌われてもいい、受け取らなくてもいい、ただ私はボートを湖に浮かべ続けるから気に入ったら手に取ってねっていうスタンスになった。それがすごく現れているかなと思います。それは、やっと自分らしく呼吸ができるようになったというか」

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