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斉藤由貴×川島海荷×宇梶剛士インタビュー! 内館ドラマ『ハートロス』撮影現場を直撃

Entame Plex / 2016年9月30日 17時50分

――今回、“ロス症候群”をテーマにした狙いは?

内館牧子(以下、内館)「好きな芸能人やスポーツ選手が結婚したり恋愛が発覚したりすると、仕事が手につかないくらいショックを受けたり、“○○ロス”っていう言葉を最近よく耳にするようになりましたけど、わたし自身も横綱・北の富士の追っかけをしていたことがあったので(笑)、とても共感できる部分があったんです。いつか、この“ロス症候群”をテーマにした物語を書きたいという気持ちがありました。そんなときにCBCテレビさんからドラマのお話をいただきまして……、そのときは『40代を主人公にしてほしい』ということだけだったので、プロデューサーと監督に“ロス症候群”をテーマに書いてみたいと話をしたら、『現代的で非常に面白そうだし、それでいこう!』と仰っていただいて」

――お互いのタイミングがうまく合致したと。

内館「テーマが“ロス症候群”に決まって、まず自分の中で思っていたのは、家庭は何不自由なくうまくいっているということにしたかったんです。だけど、妻の心の中にはまったく虹がかかっていない……、そんな女性の心の一部分を書きたいと。日々の生活に何の文句もない平凡な主婦が、あるミュージシャンとちょっとした交流ができてからを描いていくのですが、わたしは主人公をどんどん深みにはめていきました(笑)。夫は、僕が妻をこんなに愛しているということを分かってくれていて、仲はとてもうまくいっているから、危ないことがあるなんて微塵も思っていないわけ。でも、夫が脳天気で知らないだけで、こういうことはあるんです(笑)」



――演じる側として、“ロス症候群”がテーマと聞いてどんな印象でした?

斉藤「わたしが演じた桜子の目線で言うと、人生がある程度の段階にまできてしまって、自分の中の一番核としてあるのが、女の部分なのか違う何かであるのか、いつの間にか見えなくなっている。大人としてこうあるべきとかいろんな責任もありながら、家庭でもきちんと役割を果たし一生懸命頑張っているなかで、心にぽっかりと穴の開いたような気持ち。それはきっと誰もが持っていて、多くの共感を得られる部分だろうし、今ぴったりなテーマだなと思いました」

宇梶「男って年を重ねていくうちに自分の可能性がどんどんなくなってくるなかで、任侠映画じゃないけどそういう寂しさも背負って生きりゃいいのさ……みたいなところがあると思うんです。ただ、失ったものに対して何かを感じたり、恋心を持ち続けたりする女性って素直に可愛いなって思う」

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