斉藤由貴×川島海荷×宇梶剛士インタビュー! 内館ドラマ『ハートロス』撮影現場を直撃
Entame Plex / 2016年9月30日 17時50分
川島「“○○ロス”って最近よく聞く身近なことが、ポップに可愛らしく描かれているので、気軽な気持ちで観ていただきやすいテーマだなと思いました。しかも、そこにはちゃんと根底にメッセージがあって。台本を読んだとき、すごくメッセージ性の強い作品だなと感じました」
宇梶「家族の姿がものすごく自然に描かれているので、つい “自分だったらどうなんだろう?”って自分に置き換えてしまう。日常の中でごく普通にありそうなことだし、チクチクと怖いというかゾクゾクする物語になっているので、撮影をしながらドキドキしていますね(笑)」
――物語の舞台は名古屋ということで脚本で工夫した点は?
内館「若い頃から名古屋場所を毎回追っかけていたので、名古屋はすごく縁があって大好きなんです(笑)。今回、ロケハンで初めて円頓寺(えんどうじ)商店街に行ったときに“名古屋にまだこんな所があるのか!”と、昭和がそのまんま生きてる感じがして、ものすごく痺れました。商店街の人たちとも喋ったんですけど、みんなでココを盛り立てようと一生懸命で。名古屋駅前の近代的な雰囲気とはまったく別の匂いがあって。それで、これをうまく作品に落とし込めば“WIN-WIN”で、近代的な名古屋と昭和な名古屋の両方にお客さんを呼べるなって思ったんです。ですから、この円頓寺・四間道エリアのことはぜひ描きたいと思いましたし、この作品は他の地域ではダメだったと思います」
――実際に足を運ばれたんですね。
内館「“ここはどうだろう”“こういう場所でこのシーンができないか”とか、いろいろと歩いて見て回って。それで、どさくさに紛れてシャバーニ(イケメンと話題のニシローランドゴリラ)がどうしても見たくて、東山動植物園に行ったの! シャバーニがなかなかこっちを向いてくれなくて、オリの前にずっといて。きっとプロデューサーは『内館まだか』とか言ってたでしょうね(笑)」
――3人は、名古屋の雰囲気はいかがですか?
斉藤「わたしは、御園座でひと月舞台をやったり何度か名古屋に滞在したことがあって。名古屋は美味しいものがたくさんあるので、今回も東京からこっちに来てまずマネージャーと話したのが、あそこの水ようかんが食べたい、どこそこのババロアが食べたいって、食べ物のことばかりで(笑)。でも、ひとつショックだったのが、わたしのすごく大好きだったババロア屋さんが潰れていたんです。現場の差し入れにしようと思っていたので、“あ~、あのお店のババロアはもう食べられないんだ……”と思ったら、ものすごくショックで」
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