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世界のとびきりおいしいをお裾分け「YOU BOX」from Georgia! 【前編】

FASHION HEADLINE / 2015年11月22日 21時0分

さて、これからどこにいこう。どうやらワインは、東のKakheti地方が有名らしいので、ひとまず目指すは、東。タクシーの運転手と難解なお金交渉の末、通じていないであろう会話を続けていると、目の前にブドウを積んだトラックや車が現れはじめました。ブドウの町に近づいてきたみたい。少し賑わいが見えてきた場所で、「ランチ、行こうぜ!」みたいなジェスチャーをしてドライバーは車を停車。妙なところで降ろされたらどうしようかと思っていると、どうやらその日はブドウの収穫祭! みんな、食べて飲んで歌って踊って。ふと隣を見ると、なぜかドライバーの家族がそこにいて、家族と一緒にお祭りを楽しむことに。
Google mapで確認すると、どうやらここが目的地Signagi。その日の宿は、アーティストでありドクターの、スザンナさんのおうち。ロシア語しか話せないお母さんの言葉を一生懸命英語に訳す12歳の娘に胸をきゅんきゅんさせつつ、「ようこそおうちへBBQ」を頂きます。

ぱっかーんとした笑顔は、青空に最高に映える。

翌朝、外はつい走り出したくなるほどの快晴。早速散歩に出かけて、「ガーマルチョーバ!」(こんにちは)と覚えたてのあいさつをすると、とてつもなくフォトジェニックなおばあちゃんが、にぱっと笑って家に手招きしてくれます。よくわからないジェスチャーと音声で通信し、最後にはこれでもかってほどブドウを持たせてくれる。近所のお家では、2人のおばあちゃんたちがジョージアの名物スイーツ「チュチェラ」を作っているところ。ローストしたくるみやヘーゼルナッツを糸に通し、ブドウのジュースを煮詰めたものと小麦粉と合わせてもったりさせた生地に漬け、6日間陰干しするのだそう。ジョージアにはブドウの品種が500種類以上もあると言われていますが、そのブドウの種類によって色が変わったり、粉の配合やジュースをどの程度煮詰めるかによっても味や出来映えが変わってくるのです。この後にもいくつか作っているおばあちゃんの元を訪れるも、このおふたりが作っているものは甘さも上品で粉の割合も少なく素材本来のリッチな味わいが格別。しかし、たくさんあるものを工夫してスイーツをつくり、しかも芋虫型だなんて、なんてクリエイティブなんだ! (日本では人気が出なそうなルックスではある笑)

ベネラさんとザウリさんは、この見晴らしの良い土地で、50年パンを焼き続けているのだそう。

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