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【ファッションの“未来”たちに聞く】オンナノコらしさとクールが混じりあう温度感--デザイナー青木明子--1/2

FASHION HEADLINE / 2016年6月29日 21時0分

AKIKO AOKIデザイナー・青木明子

毎シーズンのテーマを超えて、常に「オンナノコらしさ」が見え隠れするのが魅力のファッションブランド、アキコアオキ(AKIKO AOKI)。そのクリエーションはどんなところから来たのだろうか。彼女がアトリエを構える台東区デザイナーズヴィレッジでデザイナー青木明子に訊いた。

ーー都心のど真ん中がご実家と伺っています。どんな子ども時代でしたか?

私が小さかった頃は、お花屋さんや、近所の駐車場のガードマンの方に、毎日学校に行くときには「おはようございます」と挨拶するような感じでしたね。帰って来たときも挨拶してくれて、すごくフレンドリーで、近所の付き合いがまだ結構あったような気がします。マンションも少なかったですし、高層ビルもありませんでした。ひとりっこでしたので一人遊びが得意だった気がします。活発で、髪も短くて「僕、大丈夫?」なんてよく男の子に間違えられたりもしたようです(笑)。

ーー意外ですね。1980年代後半というと、いわゆるバブル期ですね?

そうですね、バブル、若干下降気味なときです。家の周りは場所柄、外国の方は多かったです。近所に教会があって、ハーフの子とかが来ていました。私自身も毎週、日曜学校に通っていました。聖劇やミサなどもあり、いろんな国籍の同い年くらいの子供や、その親御さんと話していました。日本語でですが(笑)

ーーインターナショナルですね。

幼稚園から高校までミッション系の学校に通っていたんですが、日曜学校に行っていたのもその影響はあると思います。

ーー大学は女子美だから、ずーっと女子校?!

そうなんです。ロンドンのセントマーチンズだけが唯一共学なんですけど、「やっと共学」と思ったら、男子がほぼゲイでした(笑)。「あれ?なんかエレガントだな、かわいいな」みたいな(笑)。



ーー子どもの頃は男の子みたいだったということですが、どのへんから変わっていったんでしょう?

今でも本質的にはそんなに変わった実感は実はありません。幼稚園の時はピンクという色が好きではありませんでした。周りの子たちは、みんなピンクや赤をチョイスしていた中、1人で青をチョイスする子でした。今でこそ、コレクションでいろいろな色は使いますが、根本の部分では温度感でいうとちょっと冷たい感じが好きです。


AKIKO AOKI 16SS コレクション

ーーなるほど。そのどことなくクールな感じは青木さんのコレクションにいつも滲み出ていますね。いつ頃からファッションに目覚めたんでしょう?

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