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パリからミラノにホームを移し、やんちゃ度が増したパーム・エンジェルス【2017-18秋冬メンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年2月1日 21時0分

パーム・エンジェルス2017-18年秋冬コレクション

フランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)が手掛けるパーム・エンジェルス(Palm Angels)が1月16日、ミラノでの2017-18年秋冬コレクションを発表した。2年前にブランドをスタート、この2シーズンはパリでコレクションを発表していたが、今シーズンよりミラノに発表の場を移した。

ラガッツィはモンクレールのアートディレクションも手掛けており、同ブランドの生産背景が、マルセロ・バーロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)やオフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)と同じイタリア企業ということもあって、コレクションにはマルセロ、ヴァージルも駆けつけ、ミラノメンズデビューを祝った。

ブランド名はラガッツィ本人によるLAのスケートカルチャーを撮った写真集から付けられたことでも知られるように、ベニスビーチやマリブビーチのスタイルをベースに、ゴールド、シャイニーな素材使いをアクセントにしたラグジュアリーストリートの流れのコレクション。

今シーズンは“Palm Angels”のロゴウエアがクローズアップ。これまでからもボブ・マーレーなどをアイコンに使用するなど、ブリティッシュ・ジャマイカンなスタイルをヒントにアメリカンスポーツウェアをミラノクオリティーで提案している。パンツはフレア、ウェアはフルにジップアップされたギャングスタイルで、アイテム単品はラガマフィン、オールドスクールのヒップホップスタイルからのヒントを感じさせる。

オーバーサイズの緩いウールのロングコート、ライトなエアフォースジャケット、トラックコート風ジャケットスーツ、ピンストライプのダブルブレストスーツなど、明らかにルールを逸脱したワードローブの破天荒さは、ショーに集まる層とともに、ミラノのストリートの新しいムーブメントの始まりを予感させる。

Text: 野田達哉

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