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プロエンザ スクーラー、プレタで魅せるクチュールのエスプリ【2018年春夏ウィメンズ】

FASHION HEADLINE / 2017年7月7日 18時0分

プロエンザ スクーラー2018年春夏ウィメンズコレクション

ジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez )によるプロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)は、パリ9区のアンヴェール地区にある高校の回廊を舞台にショーを開催。オートクチュール組合より招待メンバーとしてパリに迎えられ、変則的に2018年春夏プレタポルテコレクションを発表した。

現在までにニューヨークでのショー開催以外に、パリにショールームを構えてコレクション発表し、また2014年には百貨店ボン・マルシェで大々的に作品展示するなど、パリと深い繋がりを持ってきたが、今シーズンは特にクチュール期間中での発表を意識し、フランスの独立した工房に羽根製品の制作や刺繍の作業を依頼し、クチュールテイストを強調。

コレクションは花モチーフを多用しながら、羽根を使用してボリューム感を出し、ランジェリーの要素を添えることでフェミニンな側面を加えている。熱による収縮と接着で花のモチーフを描いた素材や、生地と生地の間に糸を這わせてボリュームを出したシルクのフラワープリント素材など、非常に凝った素材使いが目立ち、それらを生かすためにデザインをシンプルに抑え、構築的なシルエットになっている。

オーガンジーのフリルのようのに見えるアイテムも、実はすべてニットだったり、一見ニットのように見えるタンクトップも、実は羽毛のポンポンを刺繍したものだったり、実際に見ることでその素晴らしさを認識できるアイテムばかり。完全なるオートクチュール作品も見てみたいと思わせる、充実のコレクションとなっていた。

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