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エスパス ルイ・ヴィトン東京でギルバート&ジョージによるアイコニックな大型の3連作を日本初展示

FASHION HEADLINE / 2021年10月18日 15時0分


このたびエスパス ルイ・ヴィトン東京は、ギルバート & ジョージによるアイコニックな大型の3連作《Class War, Militant, Gateway (階級闘争、闘争家、入り口) 》(1986年)を日本で初めて展示いたします。本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションから選りすぐった所蔵品を世界中のより幅広い多くの人々に紹介し続けるフォンダシオンのミッションを、「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの枠組の中で実現するものです。当プログラムは東京のほか、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ・ヴィトンでも継続的に展開されています。

ギルバート・プロッシュ(1943年、イタリア・サン・マルティーノ・イン・バディーア生まれ)とジョージ・パスモア (1942年、英国・プリマス生まれ)は、1967年にロンドンのセント・マーチンズ・スクール・オブ・アートで出逢いました。ほどなく彼らは、2人組「ギルバート & ジョージ」を結成することを決め、早くも1969年には、最初期の公開パフォーマンスの1つ《Singing Sculpture (歌う彫刻)》を実演。この作品では、ブロンズ粉を顔に塗った2人がテーブルの上に立ち、カナダ人映画監督レッド・デイヴィスによる1937年の映画『Underneath the Arches(アーチの下で)』の中でバド・フラナガン & チェズニー・アレンが歌った表題曲を口ずさみました。「生きた彫刻」というコンセプトを取入れたこのパフォーマンスは、アートと、生きることの間のあらゆる区別をなくすという20世紀アートの野心的な試みの1つに取組み、それを彼ら自身のものとしました。型通りのスーツとネクタイ姿のギルバート & ジョージは、キャラクターを文字通り体現しており、どんな状況でも無表情を崩さず、ギャラリーや美術館で彫刻のようにポーズをとりました。

1971年、2人は、「万人のための芸術」の推進を目指して写真を用いはじめ、メディアによって形成され広められてきた英国や諸外国の大衆文化の寄せ集めを再生利用しました。タブロイド紙の表紙を賑わす宗教、セクシュアリティ、死、暴力が彼らの作品の主要テーマとなり、2人組としてのキャリアの開始時に居を定めたロンドンのイーストエンドにある労働階級居住地区での暮らしから着想を得ました。ギルバート & ジョージは、普遍的な内容を持つ新種のヒューマニズムを編み出したとはいえ、その明確な解釈を押し付けることは拒否しました。

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