1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ウッドストックの時代感を遺伝子操作したハンティング ワールド【2018-19秋冬コレクション】

FASHION HEADLINE / 2018年1月22日 16時0分

ハンティング ワールド2018-19年秋冬コレクション

ハンティング ワールド(HUNTING WORLD)がミラノで初のランウェイとなる2018-19年秋冬コレクションを、ミラノファッションウィークの最終日1月15日に発表した。ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の相澤陽介をクリエイティブディレクターに迎え、昨年6月にフィレンツェで行われたピッティウオモ92でデビューコレクションを行い、ミラノでは今回がお披露目、初の秋冬コレクションということでも注目が集まった。

前回のデビューコレクションが同ブランドのDNAである“旅”をテーマに、春夏シーズンらしく軽快なアイテムを、アイコンであるバチュークロスのバッグとともに若々しく提案。今シーズンは同ブランドが設立された1965年に立ち戻って、65年から70年頃の時代の空気感をテーマにコレクションを構成した。

クラシカルなウィンドウペンのウールのコートに、フロントへナバホ柄を配したバチュークロスのバッグでショーはスタート。チェックのウールにデニム、スエードをミリタリーなアイテムに落とし込んだ当時のアメリカンカジュアルを、ネイティブ柄のバッグストラップをアクセントにコーディネートされている。

シカゴのギターストラップメーカー、ソルジャー社とのコラボレーションというこのストラップのアイデアはウッドストック・フェスティバルの開かれた1969年からのイメージだろう。ショーのサウンドも全編ハードなギターロック。それ以外にも今回はアメリカのサブカルチャーのアイコンをホワイトスカルプチャーとして遺跡化した作品が、ミュージシャンやデザイナーに人気の高い現代美術アーティスト、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とも作品が協作されており、ラストに登場した白黒のスタジアムジャンパーに白のダッフルバッグはマーケットでも話題を集めるだろう。

特に今シーズン目立ったのはウィメンズラインの充実。イタリアのコモに残されていた同ブランドの大量のスカーフのデザイン画から起こされたプリントファブリックがシルクやナイロンなど多岐にわたり展開された、ドレスやブラウス、パンツなどフェミニンなアイテムともに、マウンテンジャケットなどアウトドアなアイテムにもこのアーカイブ柄が使用され、ポンチョ、ダウンコートやバルキーニットなどとともにスポーティーなタウンカジュアルにまとめられた。

サイケデリックに処理したブランドロゴの入ったスウェット、Tシャツやネイティブ柄のパターン・オン・パターンなど、相澤陽介らしいテイストがブランドカラーと上手くマッチしている。



Text: Tatsuya Noda

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください