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トーガの広告、染谷将太のポートレートを撮った写真家・鈴木親の個展「晴れた日、東京」が開催

FASHION HEADLINE / 2018年4月10日 17時0分

ファッション・フォトを中心に国内外で活躍する写真家・鈴木親の個展「晴れた日、東京」が、東京・品川のギャラリーKOSAKU KANECHIKAにて4月21日から6月2日まで開催される。

鈴木親 Chikashi Suzuki 2011 C-print 28.5 x 16.0 cm
© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

鈴木親は、雑誌『Purple』にて写真家としてのキャリアをスタート。国内外の雑誌を始め、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)やトーガ(TOGA) 等のワールドキャンペーン・ヴィジュアルを手掛け、⽇本を代表するフォトグラファーの1⼈として、90年代より常にエディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍してきた。

本展覧会では、鈴⽊のこれまでの作品群から花、東京の⾵景、俳優・染谷将太などのポートレート等、約30点をセレクトし展示。ディレクションのもとに撮影した写真とスナップを取り混ぜ、未発表の作品も披露。彼の思考の過程やその眼差しの広がりを感じさせる空間となる。

全てフィルムで撮影され、特にテーマを設定せずに選ばれ、集められた写真。技術やコンセプトだけではない、偶然性という要素。デジタルのように加工や修正ができないフィルムで撮影されたからこそ可能な、そこに居たから撮れた、という濃密な瞬間の重なり、そしてある種の不思議なエネルギーの充溢から、豊かなナラティブが⽴ち現れる。

鈴木親 Chikashi Suzuki C-print 28.5 x 22.5 cm
© Chikashi Suzuki, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

ポジフィルムの使⽤や⽇付の⼊った写真と並んで、鈴⽊の特徴的なテクニックは、ハーフカメラを使⽤してシャープさを削ぎ落とし、また複数のコマで構成される写真だ。鈴⽊はデジタルカメラの普及をきっかけに、フィルムの制限の中で何が⾃由かを考え、性能が悪いと考えられていたハーフカメラの不⾃由さを、逆に魅⼒にする制作を始めた。⽇本、特に東京の街を表現するのに最適な、湿気を含むような質感の表現も、ポジフィルムだからこそ可能であり、デジタルがあるからこそ発⾒したと鈴⽊は述べる。

移りゆく時間をシンプルに切り取っただけなのに胸に深く残るような美しさ、独特の写真の世界。これまでエディトリアルでの発表が主だった鈴⽊の制作の多様な側⾯を、展⽰空間で存分に味わえるまたとない機会となっている。

なお、会期初日となる4月21日には、18時から20時までオープニングレセプションが開催される。


【展覧会情報】
鈴⽊親展「晴れた⽇、東京」
会期:4月21日〜6月2日
会場:KOSAKU KANECHIKA
住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F
時間:11:00〜18:00 (金曜日は20:00まで)
料金:無料
休廊:月曜、日曜、祝日

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