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平成をメイクで振り返る。バブル、ギャル、ゆるふわ時代から未来へタイムトリップ!

FASHION HEADLINE / 2018年11月25日 18時0分

資生堂が1987年より独自に行っているヘアメイクのトレンドを調査・分析・予測する「ビューティートレンド研究」に基づき、平成という時代とともに変化してきた女性たちの意識や美容のトレンドについて紐解いた。今から辿るその日本女性のヘアメイクにおけるトレンド変遷は、なんと全て1人のモデルで再現されているのだ。

「平成」がスタートしたのは、バブル景気に沸き、女性らしさをアピールするファッションやヘアメイクが全盛だった1989年。男女雇用機会均等法(1985年)施行後の世代として、美容、ファッション、フィットネス、資格取得などの“自分磨き”にお金と時間を費やす女性が増え、日本独自の文化や美容意識が次々と生まれた。

それまで10年単位で変化していたトレンドは、平成に入ってからは4~5年単位で移り変わるようになり、若年層が流行を牽引する時代に。なかでもミレニアル世代は、自分たちが生まれた頃に流行した過去の文化をアップデートしながら柔軟に取り入れて楽しむ傾向が。つまり、彼女たち独自の価値観や要素を加えながら新たな潮流を生み出しつつも、トレンドは一巡していることがわかる。

 

平成元年~5年(1989~1993年)
昭和の名残を感じさせるバブルゴージャス



バブルの絶頂期を迎えた平成元年。海外旅行などの贅沢を謳歌する女性たちが増え、本物志向や高級志向の高まりもあって、空前の「お嬢様ブーム」が到来。「ボディコン(ボディコンシャス)」で女性らしさをアピールするファッションが人気となり、一方で「渋カジ」と呼ばれた、紺ブレにデニムを合わせたトラッドで上品なカジュアルスタイルや、コンサバティブなファッションも流行した。


この頃のメイクの特徴は、レッドや青味がかったローズピンクなど、ビビッドな色味のリップカラー。口元以外は全体的にナチュラルで、アイシャドウも淡いローズやパープル系などで女性らしく仕上げるのがトレンドに。ヘアスタイルは、「ワンレン(ワンレングス)」のロングが主流。さらに、前髪を立たせた「とさかヘア」や薄くおろした「すだれ前髪」、毛先のみにパーマをかけた「ソバージュ」もこの時代を象徴するスタイル。

平成6~10年(1994~1998年)
スーパーモデルブームに影響を受けた茶髪・細眉・小顔メイク



バブル崩壊後、長く続く平成不況に突入し、さまざまな分野で安価な商品が人気に。パソコンや携帯電話が一般に広く普及し始め、得られる情報量が格段に増えた。ファッションでは、ルーズソックスのブームをきっかけに女子高生に注目が集まり、厚底ブーツやミニスカートなどのいわゆる「ギャル文化」が台頭。彼女たちが社会に与える影響も大きくなり、ファッションの幅や自由度が広がっていく。

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