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GWは京都でアート散歩、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」「跳躍するつくり手たち」+1

FASHION HEADLINE / 2023年4月30日 15時0分

石内都×頭山ゆう紀「透視する窓辺」展、山内悠「自然(JINEN)」(@誉田屋源兵衛・竹院の間&黒蔵)

誉田屋源兵衛・外観


『Mother’s #38』 Courtesy of The Third Gallery Aya © Ishiuchi Miyako

From the series of 『Sasurai』 © Yuhki Touyama

毎回、KYOTOGRAPHIEで特別に公開される「誉田屋源兵衛・竹院の間」では、ケリングの「ウーマン・イン・モーション」の支援により世代の違う女性写真家2名による対話的なエキシビション『Views throgh my window』が行なわれている。日本を代表する女性写真家の石内都は今回の展示の相手に迷わず若手写真家・頭山ゆう紀を選んだという。石内は84歳で死別した母との個人的な作品『Mother’s』、頭山は祖母の介護中の作品と家族の記憶を作品にした『境界線13』。宮大工の名棟梁・三上吉兵衛が明治から大正期に手掛けた京都室町の大店町家が残す空間の時間の中で展示されている。


『存在 existence #11 from the series of 自然 JINEN』© Yu Yamauchi

同じ敷地内の奥にある黒漆喰の八角形のドームを擁する「黒蔵」では、山内悠が9年に渡り屋久島に通い毎回1ヶ月近く森の中で過ごし、自然光と自身のヘッドライトだけで大自然と対峙、撮影した作品『自然(じねん)』が、この建物の空間性を意識して展示されている。

誉田屋源兵衛・竹院の間で行なわれている石内都×頭山ゆう紀「透視する窓辺」/Photo by Takeshi Asano

誉田屋源兵衛・黒蔵で展示されている山内悠「自然(JINEN)」/Photo by Takeshi Asano


アルノー・ロベール(Arnaud Robert)/パオロ・ウッズ(Paolo Woods)『Happy Pills ―幸せの薬―』(@くろちく万蔵ビル)

『Happy Pills ―幸せの薬―』© Paolo Woods / ArnaudRobert
くろちく万蔵ビルでの『Happy Pills ―幸せの薬―』の展示風景

祇園祭の鉾町にある「くろちく万蔵ビル」で行なわれている『Happy Pills ―幸せの薬―』はスイス人のジャーナリスト/映画監督/作家であるアルノー・ロベール(Arnaud Robert)と伊フィレンツェを拠点に活動するドキュメンタリーカメラマン、パオロ・ウッズ(Paolo Woods)のPOPなインスタレーションだ。“薬”にまつわるさまざまなストーリーを5年間にわたる世界中の旅の中で提示されている。ステロイドを過剰摂取するインドのボディビルダー、中国のジェネリック医薬品からバイアグラの偽造品やドミニカから輸入される使用期限切れの錠剤などを販売するハイチの露天商、100年に及ぶ製薬会社の広告、SNSと幸福感など、現代における“幸せ”のボーダーをフロア一面覆う写真で問い掛ける。

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