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GWは京都でアート散歩、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023」「跳躍するつくり手たち」+1

FASHION HEADLINE / 2023年4月30日 15時0分


セザール・デスフリ(Cesar Dezfuri)『Passengers 越境者』(@スフェラ・ビル)

救助されたゴムボートの乗客118人のポートレートのリスト。2016年8月1日、地中海にて。© César Dezfuli


マドリード生まれのイランとスペインをルーツに持つジャーナリスト・フォトグラファーのセザール・デスフリ(Cesar Dezfuri)は2016年に撮影したアフリカ沿岸から地中海を渡ってヨーロッパを目指し伊シチリア島で救助された難民118人のその後を追った作品『Passengers 越境者』を祇園の「スフェラ・ビル」で展示。


2017年にイタリア・フィレンツェで行なわれたピッティ・ウオモでのヴァージル・アブローのショー。ピッティ宮殿の外壁にワードアートが投影された

このイタリアでのアフリカ難民の救出劇はヴァージル・アブローが2017年6月にピッティ・ウオモにゲストデザイナーとして招聘されピッティ宮殿で行ったショーのテーマ「I’LL NEVER FORGIVE THE OCEAN(海を決して許さない)」としても取り上げ、話題となった。

スフェラビルで行なわれているセザール・デスフリ(Cesar Dezfuri)『Passengers 越境者』/Photo by Kenryou Gu


ボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)『Yesterday's Sandwich』(@藤井大丸ブラックストレージ)

『Yesterday's Sandwich』© Boris Mikhailov, VG Bild-Kunst, Bonn

同様に社会的・政治的なテーマを実験的な写真作品で発表しているのはウクライナ人アーティストのボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)だ。昨年パリのヨーロッパ写真美術館でも大規模な回顧展が行われた。今回はスライドショー形式による作品『Yesterday's Sandwich』をピンクフロイド1973年のアルバム『狂気』をBGMに公開。貼り付いた複数のネガフィルムをソビエト社会の二面性や矛盾と重ねた作品は様々な曖昧な境界を映し出している。会場は四条通りの藤井大丸の一本南、綾小路寺町西入る北側の「藤井大丸ブラックストレージ」で約10分半の映像で公開されている。

藤井大丸ブラックストレージで行なわれているボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)『Yesterday's Sandwich』/Photo by Takeshi Asano

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