「相手が逃げました」事故現場から300メートルの場所で大破した車を発見 基準値の6倍のアルコール→男を逮捕 北九州市

運転していた車

北九州市で26日未明、酒酔い運転の疑いで、29歳の自称・建設作業員の男が逮捕されました。男は逮捕の前に別の車と衝突したとみられていて、事故の現場から300メートルほど離れたところで、前部が大きく壊れた車とともに見つかりました。相手の車の女性は体の痛みを訴えていて、警察は危険運転致傷の疑いでも調べる方針です。

26日午前0時半ごろ、北九州市八幡西区黒崎の交差点で「事故です。相手が逃げました」と乗用車を運転していた女性から110番通報がありました。

警察が駆けつけおよそ20分後、300メートルほど離れた路肩に、前部が大きく壊れた軽ライトバンが止まっているのを発見しました。

車のそばにいた男の呼気を調べたところ基準値の6倍のアルコールが検出され、警察はこの男が運転していたとみて、午前4時すぎ、酒酔い運転の疑いで緊急逮捕しました。

事故現場から300メートルのところで発見

逮捕されたのは福岡県中間市の自称・建設作業員、坂元功容疑者（29）です。

警察の調べに対し「飲酒運転をしたのは間違いないが、酒に酔っていない状態です」と話し、容疑を否認しています。

危険運転致傷の疑いでも調べる方針

事故を通報した女性は体の痛みを訴えています。

警察は、坂元容疑者が事故を起こしたとみて、ドライブレコーダーや目撃者の捜査などで当時の状況を調べるとともに、坂元容疑者を危険運転致傷の疑いでも調べる方針です。