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みんなは副業でいくら稼いでいる? 理想と現実のギャップに戸惑う職種も

ファイナンシャルフィールド / 2021年4月20日 11時30分

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副業とひとくちにいっても、職種はさまざま。いずれは副業を本職にして独立したいという夢を持っている人もいれば、本職とは別に収入増と割り切って副業に臨む人もいるでしょう。
 
そんな副業者の理想の働き方や独立志向の高い職種やその収入などについて、株式会社マーケティングフルサポートが発表した「副業者の実態調査」の結果(※)をひもといてみます。

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コロナ以前、コロナ後。副業を始める理由に変化は?

この調査は、副業からフリーランス、独立起業へのコンサルティングを行う株式会社マーケティングフルサポートのメルマガ読者を中心とした、さまざまな副業を実践している人211人を対象に行われたもの。
 
まずは、コロナ前とコロナ後で、副業をスタートさせた理由に変化があったのかどうかを見てみます。
 

【副業を始めた理由(コロナ以前から副業開始している人)(複数回答)】

1位:収入を増やしたいため 97人
2位:副業で自分がやりたいことをやるため 66人
3位:趣味や得意なことを収入にしたいと思ったから 62人
4位:副業で社会貢献したいため 24人
5位:本業の収入が減少したから 22人

 

【副業を始めた理由(コロナ以降に副業開始している人)(複数回答)】

1位:収入を増やしたいため 27人
2位:本業の収入が減少したから 14人
3位:副業で自分がやりたいことをやるため 13人
4位:趣味や得意なことを収入にしたいと思ったから 12人
5位:副業で社会貢献したいため 5人

 
コロナ前から副業をしている人も、コロナ以降に始めた人も、やはり収入を増やすことを目的に副業を始めたことがわかります。違いが見えるのは、2位以降。コロナ前から副業を始めている人には、「自分がやりたいことをやる」「趣味や得意なことで収入を得たい」という人が多いようです。
 
いっぽうで、コロナ以降で始めた人については、1位の「収入を増やしたい」の次に、「本業の収入が減少したから」というやや後ろ向きな理由がランクイン。僅差ではありますが、前向きな理由よりも、本業の収入が減ってしまったから致し方なく副業を始めたという理由のほうが上回っていることがわかります。
 
コロナによる経済的なダメージが、副業の実態にも影響しているのが明らかですね。
 

独立? あくまで副業? 副業者の理想の働き方とは

「いずれは副業で独立したい」という野望を抱く人と、「本職は本職、副業は副業」と割り切る人も。割合はどうなっているのでしょうか。
 

【あなたにとって、理想の働き方は、次のどれに近いですか?】

1位:現在の本業を維持しながら副業も続ける 50.2%
2位:副業を伸ばしてフリーランスになる(個人事業主) 14.2%
3位:副業を伸ばして起業する(会社設立) 10.9%
4位:本業の状況を好転させ、副業は収束させる 8.1%
5位:転職などでいずれは本業を変えながら副業を続ける 7.6%

 

理想の働き方TOP5はこのような結果に。まとめると、独立志向の人は25.1%、副業継続志向の人は57.8%ということになります。
 
いずれ今の副業をメインに独立を考えている人は、副業を継続すると考えている人の半分以下。本職と副業は別々という手堅い人のほうが多いというのも、コロナ禍で不安定な現在を反映しているのかもしれません。
 

独立志向の高い職種。その収入の理想と現実のギャップは……?

最後に、独立志向の高い人の副業の職種を見てみましょう。なにか特徴はあるのでしょうか。先ほどの項目で、「副業を伸ばしてフリーランスになる(個人事業主)」「副業を伸ばして起業する(会社設立)」と回答した人の職種を見てみます。
 

【独立志向が高い職種】

1位:コーチング、カウンセリング、コンサルティング 42.4%
2位:株式投資、FX、仮想通貨など金融系 22.0%
3位:アフィリエイト、せどり、ドロップシッピング 10.2%

 
TOP3は上記の結果に。圧倒的に「コーチング、カウンセリング、コンサルティング」の職種が多いことがわかります。これらは、指導するスキルを用いて顧客の課題や悩みを解決に導くサービスを提供する職種のことで、「コーチング系副業」と称されることもあるのだとか。
 
独立志向が高い人に多い副業ということは、それなりの収入が期待できると予想できます。このコーチング系副業の収入の理想と現実はどうなっているのでしょうか。
 

【副業に期待する年収はどのくらいですか?】

1位:101万円~300万円 31.8%
2位:11万円~100万円 27.3%
3位:301万円~500万円 18.2%

 

【実際の副業の年収を教えてください】

1位:0円~10万円 56.8%
2位:11万円~100万円 27.3%
3位:101万円~300万円 11.4%

 
6割近くの人が副業に「11万円~300万円」の収入を求めているのにも関わらず、実際はおよそ6割の人の副業収入が「0円~10万円」という結果に。理想と現実にはかなりのギャップがあるようです。
 
このような状況で副業に不満を持っている人は43%とのことですが、具体的には「フリーランスとして独立するための十分な集客ができていないから」「思うように集客ができず、収入が低く、安定しない」「もっと大きく稼いで雇用やビジネスパートナーを作るような展開にしたい」といった声がありました。
 
どんな職種も、顧客があって成り立つもの。特に独立してやっていくためには、自力で営業をして顧客を獲得する必要があります。その部分で伸び悩み、収入も増えなくて困っている人が多いことが伺えます。
 
副業を維持する考えの人も、副業でいずれ独立を考えている人も、顧客をつかめるネットワークを構築するまでは、理想の収入を低めに見積もっておいたほうがいいのかもしれません。
 
[出典]
※株式会社マーケティングフルサポート「2月9日『副業の日』、『副業者の実態調査』結果発表」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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