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現在パート勤務をしていますが、残業が続いています。「残業代」はどこまで出してもらえるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月6日 4時20分

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法律では、決められた時間を超えて労働させた場合、割り増しした残業代を払うことになっています。この仕組みが、パート勤務にも適用されるのか、疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。   結論からいうと、パート勤務にも、残業代は支払われます。決められた時間より長く働いた場合は、働いた分のお金は、しっかりもらわなければなりません。もし、これまでに、残業代がきちんと支払われていなかった場合は、未払い分を請求することも可能です。   この記事では、パート勤務の残業代は、どこからどこまで出るのかについて、残業代の計算方法とともに、ご紹介します。

残業は「法定内残業」と「時間外残業」に分けられる

残業の正確な定義は、「所定労働時間を超えて行う労働」です。
 
所定労働時間とは、職場の就労規則などで決められている労働時間のことをいいます。例えば、所定労働時間が7時間と定められている場合、7時間を超えて労働すると、残業の対象となります。
 
また、残業には「法定内残業」と「時間外残業」の2種類がありますので、確認しておきましょう。所定労働時間を超えていても、労働基準法で定められている「1日8時間、1週間40時間」の範囲内であれば「法定内残業」となります。
 
そして、法定内残業を超えて行う残業が「時間外残業(法定外残業)」です。
 

残業代はどこからどこまで出るのか?

法定内残業であっても時間外残業であっても、残業代は支払われなければなりません。これは雇用形態に関係なく、パート勤務でもアルバイトでも同じです。パート勤務の場合は、勤務時間が短めの場合が多いため、法定労働時間を超えて労働することは少ないでしょう。
 
法定内残業であれば、通常の時給額で残業代が支払われます。
 
一方「1日8時間、1週間40時間」の法定労働時間を超過した場合は、割り増し賃金を残業代として支払うように、労働基準法で定められています。
 

残業代の計算方法をチェック

法定内残業の場合は、割増率は0%であるため、時給×勤務時間で計算した金額が残業代となります。
 
では、時間外残業をした場合はどうでしょうか。
 
所定労働時間が7時間のパート従業員が残業して、1時間の休憩を除いて、10時間労働した場合を例にみてみます。
 
法定労働時間に達するまで、つまり、1時間分は法定内残業となり、残りの2時間分は時間外残業となります。
 
1時間分は通常の時給額、2時間分は割り増し賃金が支払われることになるのです。
 
通常の割増率は2.5割であるため、時給を1000円とすると、以下のようになります。
 

1000円×1時間=1000円
1000円×1.25×2時間=2500円
残業代合計:1000円+2500円=3500円

 

パート従業員の残業代について理解して、安心して働こう

パート従業員であれば、法定労働時間を超えて残業する機会が少ないため、残業代がいくら支払われるのか、よく分からない方も多いのではないでしょうか。
 
雇用形態に限らず、所定労働時間を過ぎて労働した場合は、残業代が支払われなければなりません。さらに、法定労働時間を超過したときは、割り増し賃金が支払われることになるため、具体的な計算方法を把握しておくとよいでしょう。
 
安心して働ける勤務先かどうかを確認するためにも、きちんと残業代を支払ってくれているのか、チェックすることをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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