燃費の良いクルマは「トヨタ」が独占!? ランキングトップ10を確認

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月15日 4時30分

インフレなどの要因によって、ガソリン価格が高騰しています。日頃から自動車に乗っている人にとっては、大きな負担となるでしょう。また、自動車を買い替えようと思っていたが控える、車を手放すことを検討しているという人が出てきてもおかしくはありません。そこで気になるのが、燃費の良い自動車です。今回は、燃費の良い自動車のランキングトップ10を紹介します。合わせて、誰でも簡単にできるエコなドライブ術も紹介していきます。

燃費の良い普通・小型自動車トップ10

国土交通省は、令和4年末時点で販売されているもののうち、燃費の良い自動車のランキングを公表しています。いずれも国際的な走行モードであるWLTCモードによる比較です。また、ここでの燃費とは、1リットルの燃料で走行する距離を指します。トップ10を上位と下位に分けて紹介します。

・1〜5位はほとんどがトヨタ

1～5位のランキングは以下のようになっています。

1位　トヨタ「ヤリス」　燃費値36.0km／L
2位　トヨタ「アクア」　燃費値35.8km／L
3位　トヨタ「プリウス」　燃費値32.1km／L
4位　トヨタ「ヤリスクロス」　燃費値30.8km／L
5位　トヨタ「カローラ」　燃費値30.2km／L
5位　ホンダ「フィット」　燃費値30.2km／L

燃費の良い普通・小型自動車のトップに輝いたのは、トヨタの「ヤリス」でした。また、5位には、ホンダの「フィット」がトヨタの「カローラ」と並んで入っています。5位までは計6車種がランクインしていますが、そのうち5車種がトヨタでした。

・7〜10位の顔ぶれは？

7～10位のランキングは以下のとおりです。

7位　トヨタ「カローラスポーツ」　燃費値30.0km／L
8位　トヨタ「カローラツーリング」　燃費値29.5km／L
8位　ニッサン「ノート」　燃費値29.5km／L
10位　トヨタ「シエンタ」　燃費値28.8km／L

トヨタが多くランクインしているものの、8位のトヨタ「カローラツーリング」に並んでニッサンの「ノート」がランクインしています。

燃費の良い軽自動車部門トップ10

続いて、軽自動車のランキングも見てみましょう。

・1〜4位まではスズキが強さを見せる

1～5位のランキングは以下のようになっています。

1位　スズキ「アルト」　燃費値27.7km／L
1位　マツダ「キャロル」　燃費値27.7km／L
3位　スズキ「アルトラパン」　燃費値26.2km／L
4位　スズキ「ワゴンR」　燃費値25.2km／L
4位　マツダ「フレア」　燃費値25.2km／L

軽自動車部門で1位に輝いたのは同率で、スズキの「アルト」と、マツダの「キャロル」でした。燃費値は27.7km／Lです。4位まではスズキが強さを見せたと言えるでしょう。

・6〜7位は激戦

6～7位のランキングは以下のとおりです。

6位　スズキ「ワゴンR スマイル」　燃費値25.1km／L
7位　スバル「プレオプラス」　燃費値25.0km／L
7位　ダイハツ「ミライース」　燃費値25.0km／L
7位　トヨタ「ピクシスエポック」　燃費値25.0km／L
7位　スズキ「ハスラー」　燃費値25.0km／L
7位　マツダ「フレアクロスオーバー」　燃費値25.0km／L

6位には、スズキの「ワゴンR スマイル」がランクインしています。7位は、25.0km／Lの燃費値で5車種が並ぶという激戦とも言える結果になっています。

誰でもできるエコなドライブ術を紹介

すぐに燃費の良い車に乗り換えることは難しくても、燃費はドライブ方法の意識を変えるだけでも節約できます。ここでは、簡単なエコドライブ術を紹介しましょう。

・急発進と急停車を避ける

自動車は、速度を上げるときと下げるときに多くのエネルギーを必要とします。アクセルはゆっくりと踏み徐々にスピードを上げたり、減速はアクセルオフで行いブレーキを踏むタイミングを遅らせたりするだけでもエコな運転となるでしょう。

・長時間の停車ではエンジンをオフにする

ある程度の時間停車するのが分かっているときには、エンジンをオフにする習慣をつけましょう。停車中でもアイドリングストップを心がけることで、エコな運転へとつながります。

・アクセルは一定を心がける

加速や減速の繰り返しは、燃費を悪化させます。アクセルを可能な限り一定に保った走行により、エコな運転へとつながるでしょう。前方や周囲の様子をよく見て加減速を抑えるのがポイントです。

燃費は自動車の選択やドライブ術で良くできる

自動車の保有や使用には、お金がかかります。しかし、燃費の良い車種を選択したりエコなドライブ術を身につけたりすることで、節約が可能です。燃費の良い車種を調べ、予算やデザイン、用途などとマッチした場合には、購入を検討してみると良いでしょう。

また、同じ車種でも、加減速を抑えたりエンジンオフを心がけたりすることで、燃費の抑制へとつながります。節約のためには、このような知識や情報の獲得も重要です。