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母の「小銭貯金」を相続! 硬貨「1万枚」を預ける場合、銀行手数料はどのくらいかかる? | 年収

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月25日 2時10分

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筆者は昔、祖父母宅に遊びに行った際、大量の小銭がビンに詰められ並んでいた光景を覚えています。あれはきっと小銭貯金だったのでしょう。 2023年現在では、銀行に硬貨を預け入れる場合に手数料が発生するようになっています。本記事では、硬貨1万枚を預け入れるためにかかる手数料を主要銀行ごとに計算してみたいと思います。

銀行別の手数料一覧

都市銀行4つと、ゆうちょ銀行の手数料は図表1のとおりです。いずれも窓口で取引した場合です。
 
図表1
 

 
三菱UFJ銀行 その他手数料、三井住友銀行 手数料一覧その他手数料、みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について、りそな銀行 硬貨入金整理手数料改定のご案内、ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金の新設(窓口での取り扱い)より筆者作成
 
どの金融機関も似たような金額設定となっていますが、ゆうちょ銀行は51枚から手数料が発生するなど、他4つの金融機関に比べて500枚までは高額な設定です。
 
なお、「無料の枚数の範囲内で何回も行けばよいのではないか」と思われるかもしれません。しかし、この手数料は1日に預け入れた枚数の合算に対してかかります。
 
例えば、午前中に100枚持って行き、午後にまた100枚とした場合は200枚として取り扱われます。三菱UFJ銀行であれば午前中は無料で済んでも、午後に行った際に550円の手数料を請求される流れになります。
 

硬貨1万枚にかかる手数料

それでは、それぞれの金融機関で硬貨を1万枚預け入れた場合の手数料を計算してみましょう(図表2)。
 
図表2
 

三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 りそな銀行 ゆうちょ銀行
金額 1万1000円 1万1000円 1万3200円 1万3200円 1万1000円

 
筆者作成
 
500枚ごとの単価が550円と660円とで分かれた形となりました。1万枚の硬貨がすべて1円玉だった場合、1円×1万枚=1万円預け入れるのに1万円超の手数料がかかるということですね。
 

手数料を安く済ませる裏ワザ

ゆうちょ銀行以外の大手四行では、ATMでの硬貨入金は100枚まで無料となっています。窓口では1日の枚数が合算されると解説しましたがATMにその仕組みはないので、1万枚であれば100回入金を繰り返せば手数料はかかりません。ちなみにゆうちょ銀行のATM入金では、1枚から手数料が発生します。
 
ほかにも、窓口入金でも複数日に分けて行う方法があります。三井住友銀行であれば毎日300枚まで無料なので、毎回300枚ずつで34回行けばよい計算になります。ただ面倒であるのと、対面なので34回も行けば顔を覚えられて少し気まずいかもしれませんね。
 

まとめ

硬貨を1万枚一気に預け入れると、1万円超の手数料がかかってしまいます。急ぎの入金でなければ分けて入金することで、無料で済ますことができそうです。複数の銀行に入金するのもよいですね。
 

出典

三菱UFJ銀行 その他手数料

三井住友銀行 手数料一覧 その他手数料

みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について

りそな銀行 硬貨入金整理手数料改定のご案内

ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金の新設(窓口での取り扱い)

 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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