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「新車」VS「中古車」維持費が安いのはどっち? 本体価格も含めたコスパを検証

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月31日 4時40分

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自動車を所有すると、自動車保険や自動車税、ガソリン代などのさまざまな費用がかかります。「新車」と「中古車」では、維持費が安いのはどっちか、気になる人もいるのではないでしょうか。本記事では、新車と中古車の維持費の比較や、本体価格も含めたコスパを検証、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

「新車」と「中古車」維持費が安いのはどっち?

新車と中古車では車種やグレードが同じであれば、新規登録や車検のときに支払う自賠責保険や駐車場代、高速道路代などは同じ価格のため、維持費に大きな違いはありません。
 
新規登録から13年以内のガソリン車や11年以内のディーゼル車、さらに2019年10月1日以降の中古車を選択すると、自動車重量税や自動車税も新車と同じ価格になります。ほかにガソリン代や車検代、タイヤやオイル交換などのメンテナンス費用や、任意保険などの維持費がかかります。
 

本体価格を含めるとコスパがいいのはどっち?

新車と中古車は、維持費が変わらないことが分かりましたが、本体価格を含めるとコスパがいいのはどっちでしょうか。ここでは、モータによる2023年新車人気車種ランキングで1位を獲得している、トヨタのヤリスクロスの本体価格を比較します。
 
新車価格が189万6000円から293万6000円、中古価格が170万7000円から395万円です。最低価格の2023年式新車189万円と2020年式の中古車約170万円を比べると、約20万円の差でした。グレードや年式などのこだわりがなければ、本体価格と維持費を含め、コスパがいいのは中古車ということが分かりました。
 
また、自動車を購入するには一括で支払うか、ローンを組むことになります。新車も中古車も分割払いにすると、金利によってはトータルで維持費が高くなることも考えられます。そのため、低金利のローン会社で借りることを考慮しておくといいでしょう。
 

「新車」と「中古車」のメリット・デメリット

自動車の維持費やコスパだけでなく、新車と中古車のメリットとデメリットも頭に入れておくと、自動車を購入するときに役立ちます。
 

新車のメリット

車を購入するときに好きなカラーの車体を選ぶことができ、サンルーフにしたりレザーシートに変えたりと好みのオプションを付けることが可能です。メーカー一般保証は保証期間が3年または走行距離60000キロまでと長いなどで、安心して車に乗ることができるのも新車の大きなメリットといえます。
 

新車のデメリット

本体価格が高く、納車が遅いことが多いというのが最大のデメリットといえるでしょう。一般的に新車は契約後に作る受注生産のため、納車に時間がかかってしまうのです。さらに人気車種だと生産が追いつかなかったり、オプションを付けると製造工程が長くなったりして、納車がさらに延びることも考えられます。
 

中古車のメリット

中古車のメリットは本体価格が安く、納車が早いことが挙げられます。また、中古車は在庫の状況次第ですが、1つ前のモデルや年式の古い車種など選択肢が広がります。
 

中古車のデメリット

新車と違い、同じ年式やグレードでも車の状態が違うことです。中古のため小さな傷や汚れがある可能性が高いこと以外に、修復歴のある車などは故障リスクが高まることも承知しておきましょう。
 

自動車の維持費や本体価格ではコスパがいいのは中古車

自動車の維持費や本体価格を含めて、コスパがいいのは中古車ということが分かりました。購入する場合は、新車と中古車のメリットとデメリットがそれぞれ違うため、予算や保証、どんな目的で自動車に乗るのかを考えて検討することが重要です。
 
年式の古い中古車では、新車より燃費が悪いことも考えられます。また新規登録から年数がたっているため、修理や故障などの維持費がその分高くなる可能性があるといえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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