【リボ破産】軽い気持ちで「リボで払います」…繰り返すとどんなことに？

リボ払いを無計画に利用していませんか。リボ払いをくり返すと、返済不能や破産のリスクを高めるため注意しましょう。リスクを事前に把握し、計画的にリボ払いを利用することが重要です。   本記事では、リボ払いをくり返すと返済不能や破産リスクが高まる理由や、リボ払いを安全に利用する方法について詳しく解説します。リボ払いのリスクを理解して、安全かつ計画的な利用ができるようにしましょう。

リボ払いとは

リボ払い（リボルビング払い）は、クレジットカードの支払い方法の1つで、毎月一定額を支払っていく方法です。分割払いのように支払い回数を設定するのではなく、利用金額や件数に関わらず、あらかじめ設定された金額を毎月、支払います。
 
ただし、リボ払いは金利が高い傾向があり、返済期間が長くなりがちなため、計画的に利用することが重要です。
 

リボ払いをくり返すと返済不能や破産リスクが高まる理由

リボ払いをくり返すと、返済不能や破産リスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。これらのリスクが、どのような理由で高まるのか事前に把握しておくことは重要です。リスク要因を把握していれば、適切な対策ができるでしょう。
 
本項では、リボ払いを繰り返すと返済不能や破産リスクが高まる理由について解説します。
 

ほかの支払い方法より金利が高い傾向があるため

リボ払いをくり返すことにより、返済不能や破産のリスクが高まる理由は、リボ払いがほかの支払い方法に比べて金利が高い傾向にあるためです。
 
一般的に、リボ払いの金利は年15%程度で設定されており、消費者金融カードローンなどと同様の金利水準といえます。例えば、10万円を金利15%のリボ払いで支払う場合、30日間でかかる金利は、1233円（10万円×15%×30日÷365日）となります。高い金利により、支払う手数料が多くなります。
 

支払い期間が長くなりやすいため

リボ払いは金利が高く、多くの手数料がかかるため、元金の減少ペースが遅いです。また、通常リボ払いは「月々2000円から」といった少額からの返済が可能であるため、支払い期間が長くなりがちです。そのため支払い期間が終了する前に、新たなリボ払いを利用してしまい、支払い額がますます増加する可能性が高まります。
 

毎月のカード利用額を把握しづらいため

リボ払いは、毎月の返済額が一定であるため、クレジットカードの利用状況を把握しにくい、という特徴があります。自身のカードの利用状況を正確に把握できないと、過剰な利用におちいるリスクが高まります。
 
特に計画性に欠ける場合、支出の管理が難しく、新たなカード利用が次々と重なる可能性があります。計画性に自信のない方は、リボ払いを選択する前に慎重に検討するべきです。
 　　　　　

リボ払いを安全に利用する方法

リボ払いを安全に利用するための主なポイントは、以下のとおりです。
 

●定期的にカード利用額を確認する
●リボ払いの代わりに分割払いを選ぶ
●リボ払いを完済する前の新たなリボ払いをさける

 
カード会社から提供される利用明細書やWEB明細をチェックすることにより、カードの利用額を把握し、リボ払いや総支払い額に対する危機感を持つことができます。また、一般的に分割払いの金利はリボ払いより低いため、分割払いを選択することで手数料負担を軽減できます。
 
さらに、リボ払いを完済する前に新たなリボ払いを利用しないよう心がけることで、リボ払いの支払い額がふくらむことを防ぐことが可能です。これらに気をつけることで、リボ払いにともなうリスクを軽減できます。　　　　
 

リボ払いの利用は慎重に検討しよう！

リボ払いは便利な支払い方法ですが、一般的に金利が高めで支払い期間が長引きがちです。また、毎月のカード利用額を正確に把握しにくいため、リボ払いをくり返すことで返済不能や破産のリスクが高まる可能性があります。
 
これらのリスクを軽減するためには、定期的にカード利用額を確認する、リボ払いの代わりに分割払いを選ぶ、リボ払いを完済する前に新たなリボ払いを利用しない、などの対策をしましょう。リボ払いを検討している場合は、リスクを理解して、計画的に利用することが重要です。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー