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クリスマスに「豪華なイルミネーション」をしている家はお金持ち!? 電気代だけなら意外と安いって本当? 1ヶ月の電気代を試算

ファイナンシャルフィールド / 2023年12月24日 4時30分

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毎年この時期になると、外壁などにクリスマスイルミネーションを施している家を見かけませんか? 中には、まるでお店ではないかと思うほど豪華なイルミネーションもありますよね。   とてもきれいでワクワクする一方で「電気代はいくらかかっているの……」と思ったことはないでしょうか。そして、毎日点灯しているさまを見ていると電気代は数万円かかっているのではと想像するかもしれません。   しかし、実際はさほど高くついていないと考えられます。本記事では、クリスマスイルミネーションにかかる電気代を計算します。

イルミネーションにかかる電気代の計算方法

イルミネーションにかかる電気代は、以下のように計算します。
 
イルミネーションにかかる電気代=消費電力×点灯時間×「電力料金単価※」
 
※電力料金単価は契約先の電力会社によって異なるため、本記事では公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が全国の電力料金を踏まえて定めた目安単価「31円/kWh(税込)」を使用します。
 
つまり、電球の消費電力が分かれば電気代が算出できるということですね。
 

電球200個の電気代

本記事では、株式会社ニトリが販売している「LEDライト(200球4色ミックスiTK)」で電気代を計算します。長さ10mのコードに200球が並ぶ仕様です。ちなみに、クリスマスツリーに巻きつける場合にちょうどよいツリーの高さは150cmから180cmが目安と考えられます。
 
ニトリの公式ホームページによると消費電力は約4.5Wとなっていることから、毎日6時間、30日点灯させた場合の電気代は以下の計算式で求められます。
 
4.5W×6時間×30日×31円÷1000W=25.11円
 
なんと! 月180時間つけ続けても電気代は約25円で済むという計算になりました。
 

電球4000個の電気代

より豪華な例として、同じ条件のもとでツリー12mに4000球をつけた場合も計算してみましょう。
 
25.11円×4000球÷200球=502.2円
 
それでも約500円です。「お金持ちでなければできない」というわけではなさそうですね。ただ、ニトリのLEDライト(200球)の値段は約1万円なので、4000球分となると約20万円必要になります。豪華なイルミネーションは電気代よりも、購入時にかかる費用のほうが大変なようです。
 

【ハウステンボス】世界最大1300万球の電気代

最後に、長崎県のテーマパークであるハウステンボスのイルミネーションも計算してみましょう。使用されている電球はなんと1300万球だそうです。消費電力は公表されていないので、ニトリの4.5Wを使用するものとします。点灯時間を4時間と仮定して計算します。
 
4.5W×4時間×30日×31円÷1000W×1300万球÷200球=約108万円
 
30日で約108万円となりました。厳密な金額ではありませんが、この試算に大きな誤差がなければ1日当たりにすると約3万6000円なので、「意外と安い!」と思った人が多いのではないでしょうか。
 

まとめ

豪華なクリスマスイルミネーションでも、一般的な戸建て住宅の規模の庭に設ける分には月数百円程度の電気代で済むようです。ただ、誰もが「豪華」と思うレベルのイルミネーションになると、初期投資にそれなりのお金がかかります。気にするのは電気代ではなく、装飾品の購入代金のほうのようですね。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
株式会社ニトリ LEDライト(200球 4色ミックス iTK)通販
ハウステンボスリゾート 世界最大1300万球 光の王国
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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