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田舎から上京して「賃金の高さ」に驚愕…!20代の正社員の「平均年収」の差はどれくらいある?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月1日 3時30分

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企業に入社するために、地方から都内へ上京してくる人もいます。上京する理由として、企業の求人数が多いというほかに、賃金の違いがあります。   東京の賃金は、地方に比べて高いイメージがありますが、実際にはどれくらいの違いがあるのかと、気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、20代の平均年収について、東京と全国平均の収入差を解説します。

【企業規模別】東京都における20代正社員の平均年収

まずは、企業規模別の東京都における20代正社員の平均年収を見てみましょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査2019年」によると、大企業(1000人以上)・中企業(100~999人)・小企業(10~99人)の平均年収(男女計)は、表1の通りとなっています。
 
表1

企業規模 年齢 平均年収 (内、年間賞与
その他特別給与額)
大企業 20~24歳 323万1800円 43万3400円
25~29歳 430万3000円 98万200円
中企業 20~24歳 317万5300円 38万2900円
25~29歳 393万1900円 72万3100円
小企業 20~24歳 298万3900円 24万4300円
25~29歳 366万6400円 52万2400円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査2019年」を基に筆者作成
 
20代の平均年収は、小企業に比べて大企業のほうが多いことが分かります。20~24歳のケースの場合、大企業の給与は23万3200円、小企業の給与は22万8300円となり、月々の給与としてはあまり大きくは変わっていません。
 
そのため、この違いは給与ではなく、ボーナスの差から生じていると考えられます。
 

20代正社員における東京都と全国平均の平均年収の違い

次に、東京都と全国平均の平均年収(20代正社員)を比べてみましょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査2019年」によると、20~24歳および25~29歳における、東京都および全国平均の平均年収(男女計)は、表2の通りとなっています。
 
表2

都道府県 年齢 平均年収(賞与などを除く)
東京都 20~24歳 278万7600円
25~29歳 325万5600円
全国平均 20~24歳 257万5200円
25~29歳 299万4000円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査2019年」を基に筆者作成
 
東京都は全国平均に比べて20~24歳では21万2400円、25~29歳では26万1600円も高くなっています。やはり、地方に比べて東京都のほうが、平均年収は高い傾向にあるといえるでしょう。ただし、企業によっても差が見られますので、あくまでも平均値での結果となります。
 

高収入を求めるならば、東京で働くことも選択肢の一つ

ここまで紹介してきたように、収入面だけを見ると、地方に比べて東京のほうが高い傾向にあります。一方で、東京は物価も高いといわれていますので、一概に収入が高いからお得というわけではないかもしれません。
 
あくまでも高収入を求めるのであれば、東京で働くことも選択肢の一つとして検討してみましょう。収入にこだわらずに、自分の理想とする生活を送りたい場合には、地方で働くことも選択肢の一つです。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(s-Stat) 賃金構造基本統計調査2019年 都道府県別(学齢計、民営)
厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査(6)雇用形態別にみた賃金 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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