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【かけがえのない命】浪費癖の私が「犬飼おうかな」と言ったら友人が「マジギレ」。実際のところ、ペットを飼うにはどれだけの「経済力」が必要なのでしょうか。

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月6日 4時10分

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ペットのお世話には、さまざまな費用がかかります。食事代や光熱費といった月々の費用に加えて、万が一の病気やケガにも備えておかなければなりません。また、平均寿命も知っておく必要があります。さらに、ペットを飼うとなれば、経済力だけでなく、世話のための時間や労力、愛情も必要です。   この記事では、犬にかかる年間費用の目安について解説します。

1年間で犬にかかる費用は約36万円

アニコム損害保険株式会社では、自社のペット保険契約者へのアンケートを基に、1年間のペットにかけた年間支出費用を発表しています。2022年の結果によると、犬にかけた費用は約36万円という結果でした。項目別の費用を見ると最も多かったのは「ケガや病気の治療費」の約6万7000円でした。以降、「フード・おやつ」の約6万6000円、「シャンプー・カット・トリミング料」の約4万7000円、「ペット保険料」の約4万5000円、「ワクチン・健康診断等の予防費」の約3万4000円、光熱費(飼育に伴う追加分)の約1万9000円と続きます。
 
こちらのアンケートはペット保険契約者を対象としたもので、あくまでも仮定ですが、家族として犬を迎えた場合には、毎月3万円程度の出費が発生するといえるでしょう。
 

犬種ごとの費用の差にも注目

1年間にかかる費用は犬種によっても、若干異なってきます。例えば、前述の2022年の結果によると、最も合計が高かったのはトイ・プードルでは約37万円で、約27万円だったチワワとは10万円もの差があります。差が生じた主な理由として挙げられるのは、「カット・トリミング料」の違いです。定期的なカットが必要となるトイ・プードルでは、「カット・トリミング料」は約7万3000円と高額ですが、チワワの場合は約3万3000円で済みます。加えて、チワワは超小型犬で食事量も少ないことから、「フード・おやつ代」も約3万8000円と全体平均を大きく下回っています。
 

犬の平均寿命は約14.6歳

一般社団法人 ペットフード協会の「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、犬全体の平均寿命は14.62歳でした。超小型犬では15.07歳、小型犬では14.29歳、中型・大型犬では13.86歳と、体格によって若干の差がありますが、おおむね14~15歳前後です。これだけの長い期間、安定してお金を用意できるか、時間と労力もかけて面倒を見られるかなどを、じっくり検討しましょう。
 

命を預かることの責任は重い

犬種によっても異なりますが、犬を飼うとなると毎年30万円以上の出費が見込まれます。また、平均寿命は約14.6歳です。浪費癖がある人は、犬の生涯にわたって飼育費を捻出できるか、想定外の手術などにも備えられるか、といった点を特に慎重に考えておかなければなりません。動物の命を預かる責任は重いといえます。友人が激怒したのは、おそらくこの点が熟考されていないように見受けられたからではないでしょうか。命を預かるなら、覚悟を持って自分の浪費癖を矯正するか、浪費しても問題ないほどの収入をえることが必要でしょう。動物を飼うことをモチベーションに、仕事を頑張れるかもしれません。
 

出典

アニコム損保 2022最新版 ペットにかける年間支出調査 世相を反映? 外出に伴う費用、光熱費が増加
一般社団法人ペットフード協会犬 飼育・給餌実態と支出
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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