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【老婆心】私の息子はヘビースモーカーの「新卒」社員です。今から「定年」まで我慢させたら、どれだけ節約になりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月6日 4時20分

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ヘビースモーカーの方の中には、なかなかタバコをやめられないという人も多いでしょう。禁煙を成功させる秘訣のひとつは、モチベーションを維持することです。   例えば、経済的理由をそうしたモチベーションにするのもよいでしょう。それでは、仮に20代の新卒社員が定年まで禁煙した場合、経済的にはどれだけのメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

タバコ代は1年でどれくらいかかる?

タバコ代が1年でどれくらいかかるのかは、その人が1日にどれだけタバコを吸うかによります。喫煙者のうち、1日あたり1箱以上になるとヘビースモーカーだといえるでしょう。
 
タバコの価格は銘柄にもよりますが、紙巻きタバコの場合、20本入りで600円が2024年現在でのおおまかな価格です。そのため、1日にタバコ1箱を吸うヘビースモーカーの1年あたりのタバコ代の消費価格は、600円×365日で21万9000円になります。
 
それでは、新入社員として会社に入社後、定年までタバコを我慢すればいくらの節約になるのでしょうか。22歳で入社し、65歳で定年になるとすると、43年です。ということは、21万9000円×43年で定年までにかかるタバコ代は941万7000円になります。なんと、およそ1000万円もの金額になるのです。
 
1000万円は給料だと何年分に相当するのでしょうか。国税庁が発表した令和4年分民間給与実態統計調査によれば、日本の給与所得者における男性の平均年収は563万円、女性の平均年収は314万円です。
 
つまり、ヘビースモーカーの場合、男性であれば約2年分、女性であれば約3年分がタバコ代に消えているということになります。
 

貯金が1000万円あったら何ができる?

もしも貯金が1000万円あったら、一体どのようなことができるのか、想像してみましょう。例えば、現在借金がある人は1000万円をその返済に充てられます。余暇における旅行や習い事に使うこともできます。子どもの教育費や住宅の購入費、奨学金の返済に充てたいという人も多いでしょう。
 
また、1000万円を老後のための貯金や投資の元金にすることを検討する人もいるのではないでしょうか。かつて話題になった「老後2000万円問題」もあるように、定年後安心して暮らすためにはある程度の貯蓄が必要です。
 
十分な貯金を用意できなければ、定年後も何らかの方法で働き続ける必要があるでしょう。しかし、タバコを止めれば不足する分の半分を用意できるのです。タバコをやめることで健康にもなるため一石二鳥といえるでしょう。
 

禁煙して老後の資金を貯めよう!

22歳から65歳まで毎日タバコ1箱購入するのを我慢した場合、合計でおよそ1000万円を節約できることになります。
 
この1000万円を貯蓄に回せれば、老後に必要な貯蓄のおよそ半分を賄えます。経済的なモチベーションにもつながる額だといえるでしょう。現在ヘビースモーカーだという息子さんには、老後資金による説得がおすすめです。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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