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【4月から大学3年になる息子に加え娘が大学生に…!】家計を圧迫する「仕送り」を上手く抑える方法はある?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月25日 7時40分

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大学への進学をきっかけに、遠方で下宿をするお子さんもいらっしゃいます。大学生のうちは、まとまった収入を得ることが難しいため、親からの仕送りで生活することが多いでしょう。   本記事では、仕送りの平均額や、大学生活にかかる生活費について紹介して、仕送りをうまくおさえる方法について解説します。

大学生への仕送りの平均額は?

独立行政法人日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」によると、学生の子どもに対する親の平均支出額は、144万4200円です。ただし、支出額には授業料なども含まれているため、国立・公立・私立の区分により、以下の表のように金額に差が生じています。
 
表1

項目 国立 公立 私立
家庭からの給付 116万4800円 98万1300円 163万7100円
学校関連による支出 57万9000円 57万5700円 132万2700円
家庭の給付-学校関連費 58万5800円 40万5600円 31万4400円

※独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果 1-1表 居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳」を基に筆者作成
 
表1は年間での費用であるため、1ヶ月あたりの家庭からの給付と学費との差を計算すると、国立で約4万8800円、公立で3万3800円、私立で2万6200円となります。学費と生活費とを合計して、上記を上回る支出をしているご家庭の場合は、全体の平均よりも支出が多いかもしれません。
 

大学生の生活でかかる平均的な費用は?

仕送り額を減らすことを検討する際に、子どもが生活できる範囲での削減を考える必要があります。
 
そこで、独立行政法人日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」から、学生の平均的な支出額を確認してみましょう。生活費に関しては、国立・公立・私立の違いによっては大きな差は見られないため、全体の平均の金額をまとめました。
 
表2

項目 月間 年間
食費 約2万2783円 27万3400円
住居・光熱費 4万1475円 49万7700円
保健衛生費 3525円 4万2300円
娯楽・し好費 1万1350円 13万6200円
その他日常費 約1万3233円 15万8800円
合計 約9万2367円 110万8400円

※独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果 1-1表 居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳」を基に筆者作成
 
表2は、学費とは別の生活に必要な支出額の平均です。大学生の月間支出平均額は9万2367円となっており、親からの支出だけでは不足するケースが多いと考えられます。
 
節約によって、ある程度は支出をおさえる方法も考えられますが、節約だけで支出をコントロールすることには限界があるでしょう。
 
対策としては、大学生本人がアルバイトをして収入を得る方法や、奨学金を得る方法です。学生の本分である勉強をおろそかにせず、かつ生活の維持ができるように、お子さんと一緒に検討するとよいでしょう。
 

仕送りが家計を圧迫しそうな場合には、子どもに協力を仰ぎましょう

独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、大学生がアパートなどに下宿して、一人暮らしを行う場合にかかる月間の費用は、9万2367円ほどです。
 
このほかに学費の負担もあるため、仕送りのみで大学生が生活するために必要な資金をすべて準備することは、保護者にとってはかなりの負担に感じられるかもしれません。
 
家計の負担を軽減するためにも、学生本人にアルバイトをしてもらったり、奨学金を受給したりする方法を検討しましょう。
 

出典

独立行政法人 日本学生支援機構 「令和2年度 学生生活調査結果」 1-1表 居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳(49ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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