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「銭湯通い」と「自宅でお風呂」毎日入るなら水道光熱費はどちらが安い?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月25日 8時0分

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寒い時期に入るお風呂は格別ですが、大浴場のある銭湯であればなおさらです。   お風呂好きの方なら「毎日銭湯に通ってみたい」と一度は考えたことがあるかもしれません。しかし、気になるのはそのコストです。   そこで今回は、1ヶ月毎日銭湯に通う費用と、毎日自宅でお風呂を沸かす光熱費、どちらの方が安いのか見ていきます。

銭湯通いにかかるコスト

東京都の銭湯の入浴料金は大人一人520円、1ヶ月(30日)通うと入浴料金は約1万5600円です。
 
しかし、大人用都内共通入浴券10枚(4700円)を利用すると、もう少し入浴料金をおさえることができます。
 
大人用都内共通入浴券を3セット購入すると、1ヶ月の銭湯代は約1万4100円となり、入浴券を使わない場合と比べて1500円安くなるでしょう。
 
また銭湯には、浴槽が大きくお湯の温度も管理されていて体が温まりやすい、人とのコミュニケーションがとれるなど、自宅のお風呂にはないメリットもたくさんあります。
 

浴槽にお湯をためるのにかかるコスト

次に、1ヶ月毎日自宅のお風呂を沸かすのにどれくらい光熱費がかかるのかみていきます。
 
浴槽にお湯をためるには、水道代とガス代がかかります。
 
1リットルあたり0.24円と仮定し、一般的な浴槽180リットルをためると水道代はおよそ43円です。シャワーも浴びた場合、さらにコストはかかるでしょう。
 
東京都水道局によると、3分間シャワーを流しっぱなしにすると約36リットルの水を使うといわれています。お風呂をためて、かつ9分間シャワーを使うとすると、1回の入浴でおよそ69円の水道代がかかります。
 
続いてガス代は、下記の計算式で求められます。
 
上昇温度×水量÷(発熱量1万750キロカロリー×熱効率80%)×ガス代単価
 
ここでは、ガス代単価を149.76円/立方メートルと仮定して計算しています。水を20度から40度に上昇させた場合、かかるガス代はおよそ63円です。
 
水道代と合わせると、1回およそ132円のコストがかかります。
 
上記より、1日1回、自宅のお風呂に入ると、1ヶ月で約3960円の光熱費がかることが分かりました。
 

どちらの方が安い?

1ヶ月毎日銭湯に通った場合と、自宅のお風呂を沸かした場合のコストについて表1にまとめました。
 
表1

1日あたり 1ヶ月あたり
銭湯に通った場合 520円 1万4100円
自宅でお風呂を沸かした場合 132円 3960円

※上記計算を基に筆者作成
 
使用状況により水道代やガス代は異なりますので、金額はあくまで目安として参考にしてください。銭湯に通うよりも、自宅のお風呂に入った方が、1ヶ月に1万円以上安くなることが分かりました。
 
経済的なことを考えれば、いつもは自宅のお風呂に入り、週に一度や月に何度かリフレッシュのために銭湯に行くなどするといいかもしれません。
 

1ヶ月毎日銭湯通いよりも自宅のお風呂に入った方が1万円以上安い

銭湯と自宅のお風呂の1ヶ月のコストを比べると、自宅のお風呂の方が約1万円安くなることが分かりました。
 
しかし、銭湯には充実した入浴施設があり、広い空間で入るお風呂には自宅では味わえない気持ち良さがあるでしょう。銭湯と自宅のお風呂、どちらも上手に利用して日頃の疲れを癒やしていきましょう。
 

出典

東京くらしWEB 公衆浴場入浴料金の統制額について
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通) 東京地区等 一般契約料金 B表 24年3月検針分
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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