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「壊れた家電を買い取ります」という人が家に来たのですが…彼らは何が「目的」なのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月25日 7時20分

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壊れた家電を買い取らせてほしいという人が自宅に突然訪問してきたり、そのような電話がかかってきたりすることがあるでしょう。処分に困っている廃家電を所有している場合、話を聞きたいとつい自宅に招いてしまうかもしれません。   しかしこのようなケースは、不用品回収詐欺の可能性があります。   今回は国民生活センターに寄せられた相談を参考に、不用品回収詐欺の手口をご紹介します。被害を防ぐためにも、不用品回収詐欺の具体的な手口を知っておきましょう。

不用品回収詐欺の手口とは?

実際に不用品回収詐欺に遭ってしまった70代女性のケースでは、以下の手口で不用品回収詐欺が行われたようです。
 

・「どんなものでもいいから女性用の衣類を売ってほしい」と電話をかけてくる
・自宅に業者が来訪したが衣類は受け取らずアクセサリーや金貨はないかと催促し、売る予定のない指輪などの貴金属を出させる
・1200円の明細書とお金を渡し物品を持ち帰る

 
このケースでの被害額は明確になっていませんが、業者が回収した貴金属は1200円よりも高値の価値があると推測されます。
 
上記は一部のケースであり、同様の「不用品詐欺回収詐欺」と呼ばれる手口が近年増加しているようです。
 

不用品回収詐欺に引っかからないようにするには?

不用品回収詐欺について、独立行政法人国民生活センターでは、消費者へ以下のように呼びかけています。
 

・突然訪問してきた購入業者は家に入れないようにする
・買い取りを承諾していない貴金属の売却を迫られた場合はきっぱり断る
・購入業者から交付された書面をしっかり確認する
・クーリングオフ期間内であれば物品の引き渡しを拒める
・購入業者とトラブルになった場合は消費生活センターに相談する

 
購入業者が自宅に突然訪問してきた場合は、家に入れないことが安心といえるでしょう。
 
もし購入業者とトラブルに発展してしまい、自力での解決が難しい場合は、消費生活センターに相談することをおすすめします。
 

「壊れた家電を買い取ります」には要注意?

「壊れた家電を買い取らせてほしい」と言葉をかけられた場合、お得に感じるかもしれませんが、詐欺の手口の場合も考えられます。
 
実際には、「価値の高い貴金属などの物品を、強引に相場よりも安く持っていかれた」などの被害報告があります。購入業者が消費者の自宅に突然訪問し、物品の売却を促すことは禁止されているため、そのような業者は家に入れないようにしておくと安心でしょう。
 
どうしても買い取りを依頼する場合は、購入業者から交付された書面をしっかり確認するべきといえます。買い取りをしてもらうつもりがない場合、売却をきっぱり断る勇気も必要です。
 
主に高齢者の自宅を狙って横行している詐欺なため、高齢者の方が一人で暮らしている場合は特に注意をしたほうがいいでしょう。
 

出典

独立行政法人 国民生活センター 不用品を買い取ると言ったのに貴金属を買い取られた!! -終活の一環!? 高齢者を中心に訪問購入のトラブルが発生しています-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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