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祖母からもらった「2000円札」これって普通に使えるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月27日 1時50分

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「2000円札は今でも使えるの?」と、疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。   2000円札は、2000年に九州・沖縄での国際サミットを記念して発行された紙幣ですが、近年では「あまり目にしない」と感じる方も多いことでしょう。   さらに2024年7月には、新紙幣も発行される予定です。   本記事では、現在でも使用できる以前の紙幣についてと、2000円札などの流通量が少ない紙幣を使う際の注意点について、ご紹介します。

使用できるお札の種類

日本銀行ホームページの「現在有効な銀行券」によれば、2000円札は現在でも使用が可能です。
 
そのほかにも、現在発行されていない紙幣は多数あります。
 
同ホームページの「教えて!にちぎん」によれば、日本では、現在までに53種類の銀行券を発行していると記載されています。そのなかで、現在でも使用できるものは22種類です。
 
例えば、新渡戸稲造が肖像画として描かれている5000円札なども、同額の価値で利用できます。
 
一度発行された銀行券は、法令に基づく特別な措置がとられた場合以外には、効力を保ち続けます。過去に特別な措置がとられたのは、以下の通りです。

●1927年 関東大震災後の焼失兌換(だかん)券の整理
●1946年 終戦直後のインフレ進行を阻止するための新円切り替え
●1953年 1円未満の小額通貨の整理

なお、もし旧札を手にされた場合には、現在も使用できるものかどうかを、同ホームページで確認してから使われるとよいでしょう。
 

旧札を使う際の注意点

前述の通り、旧札は額面通りの価値で買い物などに使うことができます。
 
しかし、店員が旧札を見たことがない場合などに、偽札と疑われてしまったり、使用を断られたりすることもあるでしょう。 また、自動販売機やセルフレジなどでも使えない可能性があります。
 
そのため、基本的に旧札の利用が可能である銀行窓口やATMで、あらかじめ現在の紙幣へ交換しておくのが無難でしょう。
 
もし両替をするタイミングがなくて、どうしても旧札しか使えないという場合には、使用可能である根拠を、日本銀行などのホームページなどで示しましょう。
 
また、すでに発行が終了していて、使用に不便な銀行券については、日本銀行の本支店や各支店で引き換えることも可能です。引き換えは、法令の基準に基づいて行われるため、相応の時間を要します。そのため、引き換えを行いたい場合には、来店の予約が必要です。
 
もし、どうしても旧札の利用が難しい場合には、引き換えを行ってから、通常通り利用することをおすすめします。
 

使用可能な旧札も多いが、必ず事前確認をしましょう

現在発行されていない紙幣でも、そのままの価値で使用できる旧紙幣が多くあります。
 
今後、新紙幣への切り替えが行われることで、使用することをちゅうちょする機会が増えるかもしれません。
 
もしも使用することを迷ったならば、日本銀行ホームページなどで、使用できるかどうかを確認しておきましょう。
 
また、日本国内で有効な紙幣であっても、店舗側の判断で、受け取りが拒否される可能性があることも把握しておく必要があります。
 

出典

独立行政法人 国立印刷局 新しい日本銀行券特設サイト 2024年7月3日 お札が変わります
日本銀行
 現在有効な銀行券

 教えて!にちぎん これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか? 古いお札を持っていますが、現在も使えますか?
 損傷したお金の引換え窓口
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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