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「月1000円」の投資でも効率よく貯めることはできますか? 給与が安いのでお金をなかなか貯められません

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月31日 2時20分

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貯蓄や投資をする方法について、頭を悩ませている人が多いのではないでしょうか。特に収入が少ない場合、毎月の余剰資金が限られているため、お金を貯めたり増やしたりする余裕がないかもしれません。しかしながら、月に1000円の小額からでも賢く投資することで資産を増やすことは可能です。   本記事では、貯蓄と投資の違いを確認しつつ、少額投資の方法や収入そのものを増やす方法について紹介していきます。

貯蓄と投資の基本知識

将来の設計を考える際には、人生の大切な節目ごとに必要となる資金についても計算しておくことが不可欠です。例えば、結婚や住宅購入や子どもの教育費など、それぞれに必要な金額を予測し、それに備える計画を立てるのです。このとき、資産を増やすための方法として「貯蓄」と「投資」がありますが、これらは大きく異なる特徴があります。
 

・貯蓄とは?

主に安全性を優先し、必要なときにすぐに取り出せる資金を確保する手段です。例えば、銀行の普通預金などがこれにあたり、元本割れのリスクがありません。また、次に紹介する投資もそうですが、長期にわたって行うと「複利効果」の恩恵が得られます。複利効果とは、得られた利益を再び貯蓄や投資にまわし、その利益がさらに利益を生むことで、資産が指数関数的に増加する現象を指します。ただ、貯蓄の場合は利率が低いので、投資に比べると福利効果は小さくなります。
 

・投資とは?

株式や投資信託の購入により、将来的に資産を増やすことを目的とする方法です。投資先によっては大きな収益が得られる可能性がありますが、その反面、リスクを伴います。市場の変動や企業の業績、経済環境の変化など、さまざまな要因により投資した資産の価値が減少(元本割れ)する可能性があるのです。特に、株式投資では価格の変動が大きく、注意が必要です。したがって、投資を行う際には、これらのリスクを十分に理解し、個人のリスク許容度に合った投資を選択することが大切です。
 

少額投資なら新NISAの「つみたて投資枠」がおすすめ

2024年から始まった新NISA制度における「つみたて投資枠」は、特に初心者や少額での投資を考えている人に適しているといわれています。この枠組みでは、金融庁が定めた基準に合致する227種類の投資信託を中心に(2024年2月29日時点)、自分の投資目的や期待するリターンに応じて資産を運用できるのです。なお、金融機関ごとに取り扱う商品の内容は異なります。
 
最小投資額に関しては、金融機関によって100円から積み立て可能な場合もあれば、最低5000円からというところもあります。そのため、自身の資金計画に合わせて最適な商品を選択することができるのです。また、NISA口座を開設できるのは1人につき1口座のみであり、金融機関を選ぶ際には、取扱商品の豊富さや最低投資金額などを考慮に入れる必要があります。
 
つみたて投資枠を利用する最大のメリットは、長期的な視野で資産を着実に増やしていくことができる点にあります。毎月1000円ずつでも一定額を積み立てることで、市場の変動に左右されにくい平均的な購入価格で投資を行うことができるため、中長期的な資産形成を目指す人に適しているといえるでしょう。
 

副業で収入を増やして投資するという手も

給料が安いということであれば、副業から得られる収入を投資に活用する方法もあります。特に、副業に積極的な現代の職場環境では、この方法が現実的な選択肢となっているのです。実際に、副業を行っている人のなかには、副業からの収入を投資に充て、その結果、資産を大きく増やすことに成功しているケースも少なくありません。また、副業からの収入を投資にまわすことは、単に財産を増やすだけでなく、多様な経験をするなかで個人のスキルアップも期待できます。このように、副業と投資を組み合わせることで、経済的な自立と個人の成長の両方を目指すことができるのです。
 

計画的な投資で豊かな未来を

月に1000円の少額であっても、計画的に投資を行うことで資産を増やすことは可能です。まずはライフプランを立て、タイミングごとに必要な金額を決めて、適切な投資方法を選択し、副業を通じて投資資金を増やすことが、資産形成の鍵となります。少額からでも始められる新NISAの「つみたて投資枠」などを活用し、賢く資産を増やしていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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