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国民年金保険料が2年で「1万5000円」の節約に!誰でもできる「2年前納制度」って何?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月4日 2時10分

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国民年金保険料は、20歳を過ぎて日本に住んでいる方なら基本的に毎月納めることになる保険料です。   しかし、毎月ではなく事前にまとめて保険料を納めることもできます。「2年前納」制度を利用して国民年金保険料を2年分あらかじめ納めることで、1万5000円以上の割引が可能です。   今回は、国民年金保険料の支払いで利用できる前納制度の種類や2年前納制度のメリットなどについてご紹介します。

国民年金保険料の2年前納制度って何?

2年前納制度とは、国民年金保険料における前納制度のひとつです。事前にまとめて2年分の国民年金保険料を支払うことで、毎月支払うよりもお得に納付できます。
 
2年前納を利用する場合の納付方法は以下のとおりです。

●口座振替
●クレジットカード
●納付書を利用した現金での納付

どの納付方法を選ぶ場合でも、事前に前納の手続きとして申出書の提出が必要です。なお、申出書の形式は令和6年2月29日以前の書類と取り扱いが変わっているため、必ず日本年金機構の公式ホームページに載っている最新の形式を使用しましょう。年金事務所へ直接赴いての提出もできます。
 

前納制度の種類

前納制度は2年前納だけではありません。国民年金保険料の納付の種類は表1のとおりです。なお、口座振替を利用した場合の振替日も記載しています。
 
表1

納付の種類 毎月納付 6ヶ月前納 1年前納 2年前納
内容 国民年金保険料を毎月納める 国民年金保険料を4月~9月分と10月~翌年3月分の2回に分け、半年分をまとめて事前に納める 国民年金保険料の4月~翌年3月分まで1年分をまとめて事前に納める 国民年金保険料の4月~翌々年の3月分まで2年分をまとめて事前に納める
口座振替日 納付する月の翌月末日 4月末日と10月末日 4月末日 4月末日

※日本年金機構「国民年金の保険料|口座振替でのお支払い」を基に筆者作成
 
前納はまとめて納める期間が多いほど節約できる金額も増えますが、その分一括で払うときの金額も大きくなるため注意が必要です。
 

納める保険料の総額はどれくらい変わる?

2年前納だと、令和6年と令和7年の分をまとめて納めることになります。令和6年と令和7年時点の国民年金保険料の金額で、前納を使用した場合の割引額は表2のとおりです。
 
表2

納付の種類 毎月納付 6ヶ月前納 1年前納 2年前納
口座振替の場合の金額 令和6年:毎月1万6980円
令和7年:毎月1万7510円
10万720円
(1160円)
19万9490円
(4270円)
39万7290円
(1万6590円)
現金納付やクレジットカードを利用した場合の金額 同上 10万1050円
(830円)
20万140円
(3620円)
39万8590円
(1万5290円)

※()は通常納付で同じ期間納付した場合からの割引額
※日本年金機構「国民年金の保険料|国民年金保険料の『2年前納』制度」を基に筆者作成
 
もし口座振替を利用した場合は、2年前納制度で1万6590円の割引がされます。また、納付書を利用した現金納付やクレジットカードでの納付も、1万5290円の割引です。
 
しかし、実際に2年前納するとなると、一度に39万円以上を納付することになります。それほど多額のお金を出せない場合は、少し期間の短い6ヶ月前納や1年前納なども検討してみましょう。
 

2年前納制度を利用すれば国民年金保険料が1万5000円以上安くなる

2年前納制度は、事前に年金を2年分まとめて納められる制度です。制度を利用すると、口座振替なら1万6590円の割引を受けられます。
 
しかし、2年前納制度は一括払いなので、納付時に40万円近いお金が必要です。一度にそれほどのお金は支払えない方は、6ヶ月前納や1年前納など、自分が一度に支払える範囲の前納制度を検討してみましょう。
 

出典

日本年金機構 国民年金の保険料 国民年金保険料の「2年前納」制度
日本年金機構 国民年金の保険料 口座振替でのお支払い
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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