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4月から子どもが就職・独立しました。50代夫婦2人の生活に向けて、家計の見直しや住み替えをした方がいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月7日 5時20分

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同居していた子どもが就職をしてひとり暮らし(独立)を始めると、その後は夫婦2人の生活、またはひとり暮らしが始まります。このようなタイミングに、家計を見直したいと思う方もいらっしゃるでしょう。どのようなところをチェックすればいいか、FPがアドバイスします。

家計の見直しポイント

(1)教育費
子どもの独立により、家計は大きく変化します。もっとも大きく変わるのは、教育費がかからなくなることです。子育てがひと区切りし、経済的にも精神的にも楽になり、自分へのご褒美としてちょっとしたぜいたくをしたくなる気持ちもわかります。
 
しかし、このプチぜいたくをずるずると日常化させてはいけません。子育てが終わった時期こそ、“人生最後”のお金の貯めどきです。計画的に貯蓄をし、老後資金や住宅ローンの返済などに備えましょう。
 
(2)食費、日用品費
家族の人数が減ることで、食費や日用品費も減ります。ただし、子どもがいなくなるとつい「食事は買って済ませてしまおうか」「せっかくだから外食しようか」ということが増え、思ったほど食費が減らないケースも見受けます。
 
外食を楽しんだり、上手に手抜きをしたりすることも大切ですが、毎月の予算を決め、その中でやりくりできるように心がけましょう。
 
(3)電気代
子どもが独立することで、電気の使用量が減ったり、電力を多く使用する時間帯が変わったりします。一度契約内容を見直してみましょう。また、家族に人数に合わせたコンパクトな家電や省エネ性能の高い家電に買い替えることで、電気の使用量を減らせる場合もあります。
 
(4)保険料
子どもの教育費などに合わせた保障額の大きな保険に加入したままになっていませんか?これからのリスクに合わせて、契約内容や保障額を見直しましょう。
 
ただし、新たな保険に加入する場合、年齢や健康状態により契約が難しい場合や、思ったほど保険料が下がらない場合もありますので、現在契約している保険を解約するのは、新しい保険の契約が成立してからにしましょう。
 

夫婦2人の住まいの選択肢

空き部屋になったかつての子ども部屋を持て余し、住み替えを検討する方もいると思います。夫婦2人暮らしの住まいを検討する上で、どのような選択肢があるでしょうか。
 
(1)そのまま住み続ける
生活する上で多少の不便さはあるものの、物件探しや引っ越しの手間などはかかりません。また、子どもが帰省した際には子ども部屋を使えばいいので便利です。最も簡単でお金がかからない選択肢です。
 
(2)リフォーム・建て替え
傷んだ箇所の修繕だけでなく、間取りの変更やバリアフリー改修を行うことで、新しいライフスタイルに合わせた住まいを手に入れることができます。引っ越しの手間がなく、住み慣れた地域に住むことができます。ただし、工事の規模によっては費用が高額になる場合があります。
 
(3)住み替え
現在の自宅を売却し、新たな物件を購入する住み替えは、新たなライフスタイルに合わせてエリアや間取りなどを選ぶことができます。
 
ただし、現在の自宅を手放すこと、引っ越しが必要になること、新たな土地で新しい人間関係を築かなければならないことなど、手間や時間がかかります。また、自宅の売却がスムーズにいかなかったり、希望する価格で売却できなかったりする場合には、思うように住み替えが進まない場合があります。
 
これらの他にも、空いた部屋を民泊やレンタルスペースとして活用したり、コンパクトな家に引っ越したあと、現在の自宅を賃貸物件として活用したりする方法もあります。費用や手間、そして自分たちがどういう生活をしたいのかをよく考えて、今後の住まいを検討しましょう。
 

まとめ

子どもの独立は、自分たちの生活を見直すいい機会です。夫婦2人での生活を充実させるためにも、自分たちの現在と将来についてしっかりと話し合い、ライフプランを立てましょう。
 
執筆者:宮野真弓
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
 

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