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親が「結婚相手は公務員にしなさい!」とずっと言っています。会社員と年収はあまり変わらないと思うのですが、やはり親として安心できるのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月6日 4時30分

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将来結婚したいと思っている人の中には、親から「公務員と結婚しなさい」と言われているケースがあるようです。 公務員の平均年収は会社員と比較して100万円程度高いといわれています。また、公務員は会社員と比較して人数が少ない状況です。したがって、公務員との結婚は難易度が高い状況です。   本記事では、公務員と結婚するメリットについて会社員と平均年収を比較しながら解説します。

公務員の平均年収

令和4年地方公務員給与の実態によると、全地方公共団体の職員(一般行政職)の平均給料月額は平均年齢42.1歳で40万1372円です。また、期末手当は87万3560円、勤勉手当は68万6408円です。
 
公務員には、民間でいう賞与(ボーナス)にあたるものとして、前記の基本給に各種手当を含めた月給の数ヶ月分を「期末手当」、成績区分に応じて支給される「勤勉手当」があります。
 
結果的に、地方公務員の平均年収はおおむね次のとおりです。

月給 40万1372円×12ヶ月+期末手当 87万3560円+勤勉手当 68万6408円=平均年収 637万6432円

したがって、公務員の平均年収は約637万円です。
 

会社員の平均年収との比較

一方で、令和4年分民間給与実態統計調査の結果によると、給与所得者の平均年収は458万円です。したがって、公務員の平均年収は、会社員と比較して約179万円多いといえます。
 
会社員でも公務員の平均年収以上の収入がある人は多くいます。それでも公務員との結婚を望む人は多くいるようです。
 

公務員との結婚をすすめる理由

公務員との結婚を望む主な理由は次のとおりです。

●リストラの可能性が低い
●収入が安定している
●ワークライフバランスが充実している

それぞれの理由について具体的に解説します。
 

リストラの可能性が低い

行政団体は、一般企業と異なり利益を追求しません。したがって、業績不振に伴うリストラなどがなく安定して勤務できます。
また、公務員は国家公務員法や地方公務員法で身分が保障されています。
 

収入が安定している

公務員の給与は変動給ではなく固定給です。さらに公務員の給与形態は、勤続年数が増すごとに基本給がアップする傾向があります。勤続年数を積み重ねることで得られる対価は増えるでしょう。したがって、比較的安定しています。
 
また、平均年収も比較的高く推移しているので、安心して生活できるでしょう。
 

ワークライフバランスが充実している

公務員の休日は年間125日程度といわれています。土日や祝日の他に年末年始休暇などが確保されており、ワークライフバランスの充実が図りやすい勤務形態です。
 
また、公務員は比較的有給休暇を取得しやすいといわれています。ワークライフバランスが充実していると、家庭と仕事の両立もしやすいでしょう。
 

公務員と結婚する難易度の高さ

令和4年地方公務員給与の実態によると、全地方公共団体の職員数(一般行政職)は93万2905人です。一方で、日本の給与所得者数は5078万人います。
 
つまり、公務員の数は会社員の約1%から約2%です。単純に人数の比率から考えると、公務員との結婚はかなりハードルが高いといえるでしょう。
 

まとめ

今回は、公務員と結婚するメリットについて会社員と平均年収を比較しながら解説しました。
 
公務員と会社員の平均年収の差は約179万円程度です。また、会社員との人数比率から考えると公務員と結婚する難易度は極めて高いと思われます。一方で、会社員でも高年収でワークライフバランスが充実している人も多くいます。
結婚相手に求めるものは人それぞれです。親の意見に特にこだわる必要はなく、自分に合った相手を見つけてください。
 

出典

総務省 令和4年地方公務員給与の実態
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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