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【実録】経理担当10年目「会社の裏側」をすべて知っているからこそ、不満を感じるケーストップ3とは?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月13日 4時40分

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毎日同じ仕事をしていても、慣れないことや不満を持つことはたくさんありますよね。私は従業員10人以下の中小企業の経理担当です。入社10年目になりますが、未だに毎回不満を感じるケースがあります。   本記事では私の体験談を交えながら、経理担当が不満を感じる3つのケースをランキング形式でお伝えします。

第3位 給与計算

不満を感じるケース第3位は、給与計算をするときです。毎月の給与計算を自社で行っている会社の場合、担当する経理は全社員の給料が見えます。
 
納得いかない理由は、毎月の歩合給の計算です。成績が良かった人に多く歩合が付くことは納得できます。しかし、成績も上げず周囲の評価も高くない人が、頑張っている人と同じ基準で歩合が付いていることが納得できません。
 
また、経理が歩合給を受け取るケースは多くありません。私の場合は固定給のみで、資格を取ったりスキルを身に付けたりしても給与には反映されませんでした。
 
給与計算は毎月の作業ですが、他の社員と自分を比べてしまい、毎回不満を感じながら計算をしています。
 

第2位 社長の経費処理

経理の仕事といえば経費の処理がメインですが、社長の経費処理をするときが不満を感じるケース第2位です。
 
不満を感じる理由は、まさに経費の公私混同です。社長の私的な請求書を、複雑な気持ちを抱えながら処理しています。
 
あまり大きな声ではいえませんが、社長は個人だけでなく社長の家族のものまで会社名義で購入しています。私の1ヶ月分の給料より高額な支払いもありました。
 
「経費にできるのだろうか」とためらうこともありますが、仕事を進めるためには割り切ることも必要です。毎月税理士の監査を受けているので、経費として良くないときは税理士から直接社長に指摘してもらいます。長年同じ仕事をしていても、私的な領収書や請求書が回ってくると不満が募ります。
 

第1位 役員報酬の決定

最も不満を感じるケースは役員報酬の増額が決定するときです。役員報酬の金額を知ることができるのは一部の経理担当だけです。
 
私が勤務する会社は、幸いにもコロナ禍でも順調に利益が上がり、役員報酬は毎年増額しています。しかし従業員の基本給はここ5年ほど誰一人として昇給していません。従業員の給料についての話題は一切なく、モチベーションが下がるばかりです。
 
給料を上げるのが難しいことは分かっていますが、役員報酬だけが毎年順調に増額されるのを目の当たりにすると、とても憂鬱(ゆううつ)になります。
 

それでも辞めずに続けている理由

会社には多少不満はありながらも、続けている理由には以下のやりがいがあるからです。
 

・税務や会計などの専門知識を身に付けられる
・さまざまなスキルを身に付けられる
・経営に携わることができる

 
また私の場合は、残業も少なく有休が取りやすいことも続けている理由です。経理の仕事は毎月ほぼ同じ流れの業務なので、予定が立てやすいです。
 
今後もっと給料の高い会社に転職しようと考える場合があるかもしれません。税務や会計に関する法律などは毎年のように改定が行われるため、新しい知識を習得するためにも経理の仕事を続けることが最善だと考えています。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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