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「銭湯」vs「スーパー銭湯」実際どんな違いがあるの? コスパがいいのはどっち? それぞれを比較

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月14日 4時40分

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「銭湯とスーパー銭湯ってどう違うの?」「コストパフォーマンスがいいのはどっち?」と疑問に感じたことはありませんか? 銭湯とスーパー銭湯は、似ているようで、実は大きな違いがあります。本記事では、銭湯とスーパー銭湯の主な違いを解説した上で、それぞれのコスパも評価していきます。

銭湯とスーパー銭湯の違いは?

「銭湯」と「スーパー銭湯」の区分は、法律により明確に定められています。具体的には、「公衆浴場法」に基づき入浴施設は「公衆浴場」と命名されており、それがさらに各都道府県の条例により「普通公衆浴場(銭湯)」と「その他の公衆浴場(スーパー銭湯・健康ランド・家族風呂など)」に細分化されています。
 
銭湯(普通公衆浴場)として認められるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。これには、設置地点の規制(他の銭湯から350メートル以上離れていること)、脱衣場や浴室の広さ、浴槽の深さと広さ、浴槽に階段や手すりを設けることなどの物理的基準が含まれます。これらの基準は「公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律」や各地方自治体の条例で定められています。
 
銭湯は、地域住民の日常生活の一部として、安価で健康と衛生を支える基本的な施設としての役割を果たしてきました。この背景には、かつては家庭にお風呂が普及していなかった時代があり、地域の人々にとって手軽に利用できる衛生的な入浴施設が必要だったという歴史的経緯があります。
 
これに対してスーパー銭湯は「その他の公衆浴場」に分類され、サウナや岩盤浴、散髪など、多彩な設備・サービスが用意されている施設となっています。
 

料金の違いは? 銭湯の料金は都道府県で一律

銭湯の料金は物価統制令により上限が設定されており、地域によっても異なりますが、数百円から千円未満で利用できます。これに対してスーパー銭湯は料金に上限がなく、施設によっては数千円かかることもありますが、それに見合う豊富な設備とサービスが提供されます。
 

スーパー銭湯では「入湯税」がかかることもある

特に天然温泉を利用しているスーパー銭湯では、入湯税が課される場合があります。これは地域によって異なりますが、原則1人1日150円程度です。なお、銭湯ではこの入湯税はかかりません。
 

銭湯とスーパー銭湯の施設や設備の違い

スーパー銭湯はその名の通り、「普通の銭湯」を超える豊富な設備・施設とサービスを特徴としています。これには、様々な種類のお風呂(サウナ、ジャグジー、水風呂、露天風呂)、リラクゼーション施設(岩盤浴、マッサージ、エステ)、飲食店、娯楽施設(ゲームセンター、読書スペース)などが含まれます。
 
床屋やエステサロンが入っている施設があるなど、訪れた人々に快適な時間を過ごしてもらうための工夫がされています。
 
一方、銭湯はよりシンプルで、日常生活に根ざした施設です。基本的な浴槽と洗い場、脱衣所を備えており、地域の人々が気軽に利用できる価格です。様々な年代の人が訪れる銭湯は、地域社会における多世代の交流の場としての役割も果たしています。
 

目的によって銭湯とスーパー銭湯を使い分けよう!

コスパで考えるのなら、安価に利用できる銭湯が有利といえるでしょう。一方でスーパー銭湯は、料金は高くなるものの多様な設備やサービスを利用できるため、リラクゼーションや娯楽を求める人に適しています。
 
銭湯とスーパー銭湯、どちらがコスパに優れているかは個々のニーズによります。日々の汚れを洗い流すためのシンプルなお風呂を求めるなら銭湯、一日中ゆっくりと多彩な施設を楽しむならスーパー銭湯がおすすめです。目的に応じて銭湯とスーパー銭湯を上手に使い分けましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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