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定年後も「生活のために働く」人は何割いる?65歳以降に必要な「収入額」っていくら?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月15日 10時10分

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定年退職をしたあともさまざまな形で働いている方は少なくありません。定年後に働く理由としては、老後に必要な収入を得るためという場合も多くあります。実際、調査結果として生活のために働いているという回答が最も多い割合でした。   しかし、働くことは新たなチャレンジや人間関係の広がりなど、老後の人生にいい刺激をもたらしてくれることでもあります。収入も大切ですが、働くことは人生を充実させるために行う方法の一つともいえるでしょう。   今回は、定年後に働く理由で多い回答や、老後に必要な収入などについてご紹介します。

定年後に働く理由で最も多いのは何?

株式会社MS-Japanが行った「シニア世代の就労実態調査」によると、60歳以上の方が働いている理由として最も多かった回答は「収入を得るため」の80.5%でした。
 
実際、定年退職をすると、働かなければ収入源は年金のみとなる方が多いでしょう。あとは貯金から支出する必要があるため、貯金にゆとりがなく年金額もあまり見込めない場合は、収入源の確保が必要です。
 
もし収入目的で定年後も働く場合は、生活費としていくら必要なのかは知っておきましょう。年金をいくらもらえるかの計算も必要です。
 

老後に必要な収入

総務省による2023年の家計調査報告では、65歳以上かつ単身無職世帯の方の支出は衣食住などに関する消費支出と、税金や保険料などの非消費支出を合計して1ヶ月で平均15万7673円でした。いっぽう、年金などの社会保障給付も含めた実収入は1ヶ月で平均12万6905円です。
 
収入と支出を比較すると、毎月平均で3万768円、1年で36万9216円足りません。この場合の不足分は、貯金から補うことになるでしょう。
 
例えば、単身世帯の方で定年後の貯金が400万円あるとしましょう。400万円だと、不足分をおよそ10年は補える計算です。65歳定年だと75歳までは貯金で暮らせることになります。退職金も足せば、さらに年数が増える可能性もゼロではありません。
 
しかし、万が一の事故や病気に備えたいなら、定年後も働くことはゆとりを持って生活するために有効な方法といえるでしょう。また、定年後の勤務は収入が増える以外にやりがいもあるなど、気持ちが豊かになるメリットもあります。
 

収入以外で定年後も働く理由

株式会社MS-Japanが行った同調査の結果より、働く理由のトップ3は以下の通りです。
 

1位:収入を得るため
2位:社会に貢献したいから
3位:人間関係を豊かにするため

 
この結果から、老後の人生をより充実したものとするために働いている方も少なくないといえるでしょう。
 
また、新しい仕事に挑戦するなど自分にとっていい刺激をもらえることもあります。老後の貯金にゆとりがある方でも、やってみたい仕事がある方などは定年後に再就職すると心身ともに豊かな生活を送るきっかけになる可能性もあるので、検討してみましょう。
 

収入を得るために定年後も働く方が多い

定年後に働く理由としては、収入を得るためという方が多い結果でした。実際、2023年の時点では単身世帯で平均毎月3万768円不足しており、貯金がなければ働いて収入を得ておく必要があります。
 
いっぽうで、働く理由に社会貢献や人間関係を広げたいなど、収入と関係のない理由を選んでいる方も多くいました。定年後に働くことは、新たなチャレンジや人間関係の広がりにより、老後の人生にいい刺激を与えてくれる可能性もあります。
 

出典

株式会社MS-Japan シニア世代の就労実態調査
総務省 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(18ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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