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5合炊きの炊飯器を使っていますが、一人暮らしなので毎日1合しか食べません。節約のため小さい物のほうがよいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月18日 22時20分

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多くの人にとって、炊飯器は日々の生活において欠かせない家電の1つです。   しかし、5合炊きの炊飯器を持っていて、実際には毎日1合しか食べない場合、電気代のことを考えると、小さい炊飯器を使ったほうがよいか悩まれている方もいるかもしれません。   この記事では、炊飯器のサイズを5合と3合とで使用した場合の電気代の比較と、さらに節約できる方法についてご紹介します。

炊飯器を1回使用したときの電気代

炊飯器を使用した際の電気代を求める場合は、以下の式にあてはめて計算可能です。
 
消費電力量(ワット/回)÷1000×電気単価
 
全国家庭電気製品公正取引協議会によると、現在の電気代単価は31円ですので、こちらを参考にします。炊飯器はメーカーや製品により消費電力量に変動がありますが、5合炊き用で120~175ワット/回、3合炊き用で90~130ワット/回が一般的です。
 
今回は5合炊き用を175ワット、3合炊き用を130ワットの炊飯器を使用したと仮定します。炊飯1回当たりの電気代は以下の通りです。


・5合炊き用(175ワット):約5.4円
・3合炊き用(130ワット):約4円

5合炊き用と3合炊き用では、1回当たりの電気代に約1.4円の差が生じます。
 

炊飯器を1ヶ月、1年間使用したときの電気代

前述の平均の電気代を基に、1ヶ月と1年間にかかる電気代を表1にまとめました。1回で最大量のお米を炊飯するとします。1日に1合消費するため、5合炊き用では月に6回、3合炊き用では10回使用することになります。
 
表1

5合炊き用 3合炊き用 差額
1ヶ月 約32.4円 約40円 約7.6円
1年間 約388.8円 約480円 約91.2円

※筆者作成
 
炊飯1回当たりの消費電力量は3合炊き用のほうが小さいですが、まとめて炊けるご飯の量に差があることから、月当たりの炊飯回数が5合炊き用よりも増えるでしょう。その結果、年間にして5合炊き用のほうが電気代を約91.2円安くおさえられることが分かりました。
 
毎日ご飯を炊く場合には、容量の小さいほうが電気代は安く済みます。一方で、まとめて炊く場合には多くのお米を一度に炊ける容量の大きい炊飯器のほうが節約できるといえるでしょう。
 
ただし、保温機能を使用したり冷蔵庫で保管していたご飯を温めたりする場合には、炊飯以外にも電気代がかかります。ライフスタイルに合わせて、炊飯器を選びましょう。
 

電気代の節約方法

小さい炊飯器を使用した場合でも、さらに電気代を節約する方法がありますので、参考にしてみてください。
 

・保温に頼らない

炊いたご飯をしばらく食べない場合は、炊飯器で長時間の保温をせず、冷蔵庫や冷凍庫で保存し、電子レンジで温め直したほうが節電になります。
 

・ご飯は一度に炊く

毎日1合の炊飯をするよりも、まとめて炊飯したほうが電気を使用する回数が減りますので、電気代の節約につながるでしょう。
 

・タイマー予約を使用する

食べる時間に合わせて炊き上げるようにタイマー予約を使うと、節電につながります。
 

・電源プラグを抜く

長時間使用しないときは電源プラグを抜くと、余分な電気が流れずに済みます。
 

毎日ご飯を炊くのであれば、3合炊きのほうが節約になる

5合炊き用と3合炊き用の炊飯器では、1回の炊飯にかかる電気代が異なるのです。1回当たりの電気代は、3合炊き用のほうが約1.4円(5合炊き用:175ワット、3合炊き用:130ワットの場合)安くなります。
 
ただし、まとめて炊飯する場合には、一度に多くのお米を炊ける5合炊き用のほうが、月当たりの炊飯回数が減りお得であることが分かりました。炊飯器にかかる電気代をおさえるには、「保温機能を使用しない」「ご飯は一度に炊き、余った分は冷凍する」などを意識するとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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