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高速道路の料金所で「一般」から入る車をよく見かけます。ETCのほうが便利なのになぜ利用しないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月19日 0時0分

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高速道路の料金所出入り口には「一般」と「ETC」の2種類があります。   一般的に「ETC」を使って走行するほうが、使わないよりもメリットが多いといわれています。   しかしすべてのドライバーがETCを利用するわけではありません。   「一般」出入り口から入るドライバーもそれなりに存在します。   ETCを利用するドライバーからすると、「なぜETCを使わないのだろう」と疑問に思うかもしれません。   本記事では、「ETC」と「一般」の出入り口を料金面で比較しつつ、「一般」を利用するドライバーが存在する理由について考察します。

高速道路の料金所は「一般」よりも「ETC」のほうがお得

高速道路では、「一般」の出入り口よりも「ETC」出入り口を使うほうがメリットが大きいといえます。
 
その主な理由は「ETCの料金制度がお得であること」です。
 
例えば、ETCには表1のような割引制度があります。
 
表1

割引制度 概要
平日朝夕割引 平日「朝:6時~9時」「夕:17時~20時」の時間帯での利用回数に応じ還元額(無料通行分)が付与される
休日割引 普通車、軽自動車など(二輪車)限定
土曜・日曜・祝日限定
地方部で30%割引になる
深夜割引 全車種適応
「毎日」0時~4時の利用で30%割引になる

※東日本高速道路株式会社NEXCO東日本 ドラぷら「ETC割引・各種割引」を基に筆者作成
 
表1以外の割引も多々あり、利用することで大幅に通行料金を節約可能です。
 

料金所で「一般」出入り口を利用する人は「5.4%」いる

料金面でメリットの大きいETCがあるのに、料金所の「一般」出入り口を利用するドライバーもいます。
 
国土交通省の集計によると、令和5年12月時点でのETC利用率は「94.6%」でした。
 
本集計結果を見ると、高速道路を使うほとんどの車がETCを利用していると考えられます。
 
しかし裏を返すと、「5.4%」のドライバーはETCを利用せず「一般」出入り口を使ったともいえるのです。
 

「一般」出入り口を利用する理由

「一般」出入り口を利用する理由としては、以下の状況が考えられます。

・クレジットカードよりも現金で料金を支払いたい
 
・車にETC車載機が搭載されていない
 
・ETCカードを持っていない(あるいは有効期限が切れている)
 
・ETCがあるのに間違えて「一般」の出入り口を使ってしまった
 
・ETCを使った履歴を残したくない
 
・「一般」料金所で発行される領収証が欲しい

とはいえ、ドライバーそれぞれに事情があるため理由は断定できません。
 

「ETC」ではなく「一般」出入り口を使う理由はさまざま

一定数のドライバーが、高速道路の料金所で「ETC」ではなく「一般」出入り口を利用する理由はさまざまです。
 
好みの問題かもしれませんし、車載機やETCカードなど設備の問題かもしれません。
 
状況が分からないため、理由を一概には断定できないでしょう。
 
ETCは10人中9人以上が利用するほど高い利用率を誇りますが、100%の利用率に達するまでは、もうしばらく時間がかかるかもしれません。
 

出典

東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 ドラぷら ETC割引・各種割引
国土交通省 ETCの利用状況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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