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「300万円」のタンス預金を「NISA」に移行したら税務署にバレるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月20日 11時30分

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2024年からNISAが新しくなり、より使いやすい制度に変更されました。タンス預金をNISAへ移して、資産運用に取り組もうと考える人もいることしょう。   なかには、NISAへ移行すると、タンス預金がばれるのではと不安になる人もいるのではないでしょうか。そこで、本記事では、タンス預金がバレる理由、NISAを利用するメリットなどを紹介していきます。

タンス預金とは? どうしてバレるのか?

タンス預金とは、家庭内で保管してある現金のことです。昔はタンスのなかで保管する人が多かったことから、タンス預金と呼ばれるようになりました。タンス内に限らず、デスクの引き出し、金庫、クローゼット、冷蔵庫などに保管してある現金もタンス預金に該当します。
 
現代では、現金を金融機関の預金口座へ預けるのが一般的ですが、自宅で保管していても特に問題はありません。どのような方法で保管するのかは、個人の自由だからです。なかには、「すぐ使えるお金を手元に置きたい」「手数料を負担したくない」などの理由で、あえてタンス預金を選ぶ人もいるでしょう。
 

・相続税対策でタンス預金を隠すのは違法

ただし、相続税を逃れるためのタンス預金は違法です。なぜなら、タンス預金は相続税の課税対象になるからです。
 
タンス預金を隠して相続税の申告をすることは脱税であるため、税務署にバレると重いペナルティーが科せられる可能性があります。相続人がタンス預金の存在を全く知らずに、うっかり相続税の申告から漏れてしまうケースもありますので注意が必要です。
 

・タンス預金がバレる理由

では、どうしてタンス預金がバレるのでしょうか。税務署には強い調査権限があるため、相続税申告の内容と照らし合わせて疑わしい点があると、調査の対象となってしまうのです。
 
また、税務署は金融機関の口座の取引記録も確認できます。税務署は口座名義人の同意なしで確認できるため、拒否することはできません。被相続人と相続人の双方の出金状況に矛盾が見つかれば、タンス預金がバレてしまう可能性があるのです。
 

タンス預金からNISAへ移行するメリットとは?

タンス預金は、防犯面の不安があるのがデメリットです。災害が起きたら、現金をすべて失ってしまうことにもなりかねません。万一、自分が亡くなった際に家族がタンス預金の存在を知らなかった場合は、相続で迷惑をかけてしまう可能性も出てくるでしょう。
 
さらに、タンス預金は資産が増えないというデメリットもあります。タンス預金がある程度の額になったら、NISA口座を開設して資産運用に取り組んでみるのも手です。
 
NISA口座を開設して、株式、投資信託、債権、ETFなどの金融商品を購入すれば、非課税で運用できます。2024年から始まった新NISAの年間の投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。
 
タンス預金が300万円の場合は年間投資枠を超えてしまいますので、数年に分けて利用するとよいでしょう。あるいは、月に5万円ずつといったように、コツコツとつみたてていくのも手です。
 

タンス預金は税務署にバレる!

タンス預金自体は悪いことではありません。ただし、相続税逃れのためのタンス預金は違法です。税務署は強い調査権限を持っているため、タンス預金を隠していてもバレてしまうことでしょう。
 
また、タンス預金は防犯面のリスクもありますし、ずっと持ち続けても資産が増えていきません。300万円ものタンス預金があるならば、NISAを活用して資産運用に取り組んでみるとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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