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45歳、ついに目標「2000万円」が貯まりました! 同世代の中でもかなりの貯蓄額だと思いますが、平均と比べて実際どうですか? だいぶ上位ですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月25日 3時0分

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2019年に金融庁が公表した試算を発端に話題となった「老後2000万円問題」ですが、この「2000万円」という数値を意識し、貯蓄に取り組む人も多いのではないでしょうか。現状、実際に2000万円を貯められている人はどのくらいいるのでしょうか。   今回は、ついに目標の2000万円を貯めることができた45歳会社員の人を例に、金融広報中央委員会の「令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査」に基づき同世代の中でどれだけ上位なのかを見ていきます。   なお、本記事では、独身世帯と2人以上世帯に分けて40代の貯蓄額を紹介します。

40代の平均貯蓄額

単身世帯と2人以上世帯に分け、貯蓄額を確認していきます。図表1では貯蓄額の平均値と中央値を示していますが、平均値は異常値の影響を大きく受けやすいため、中央値を主に参考にしてください。
 
図表1

図表1

金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査より筆者作成
 
図表1の中央値を参考にすると、単身世帯よりも2人以上世帯の方が173万円ほど多く貯蓄ができているようです。貯蓄額が2000万円の45歳の人は、単身世帯であれ、2人以上世帯であれ、非常に多くの金額を貯蓄できていることが分かります。
 
ここからは、単身世帯と2人以上世帯それぞれの金融資産保有額分布を見ていきましょう。
 

40代単身世帯の金融資産保有額分布

40代単身世帯の金融資産保有額分布は図表2の通りです。
 
図表2

図表2

金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査より筆者作成
 
図表2を確認すると、全体の約51.5%の人が貯蓄額100万円未満となっています。40代で貯蓄額が2000万円以上の人は上位8.6%であり、およそ12人に1人しかいないことが分かります。
 

40代2人以上世帯の金融資産保有額分布

40代2人以上世帯の金融資産保有額分布は図表3の通りです。
 
図表3

図表3

金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査より筆者作成
 
図表3によると、貯蓄額100万円未満の人は全体の36.4%です。単身世帯の同区分では51.5%であるため、2人以上世帯の方が貯蓄は進んでいることが分かります。貯蓄額が2000万円以上の人は上位約11.8%です。単身世帯の同区分では8.6%なので、こちらも2人以上世帯の方が割合は大きいです。
 
2人以上世帯の場合には、住居費などがかからない実家暮らしの人もいれば、共働きの人もいるでしょう。そのため、単身世帯よりも貯蓄が進みやすいのかも知れません。
 

貯蓄2000万円以上の人は同世代で極めて上位

40代で貯蓄2000万円以上の人は、同年代の貯蓄額で比較しても極めて上位ということが分かりました。
 
また、40代単身世帯貯蓄額の中央値は47万円、40代2人以上世帯貯蓄額の中央値は220万円となっており、単身世帯と2人以上世帯では貯蓄額に大きな差があることが分かりました。
 
2024年からはNISA制度が新しくなったこともあり、単なる現金での積み立てではなく、資産運用を行うことで、将来の資産額を増やしやすくなりました。また、iDeCoの加入年齢上限が70歳に引き上げられるなど、老後資金対策が非常に行いやすくなっています。
 
目標の貯蓄額は人それぞれ異なるかと思いますが、無理せず自分のペースで貯蓄を進めていきましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査
 
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

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