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両親が「公務員」で何不自由なく育ちました。私も目指したいのですが「年収」や「賞与」の平均はいくらですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月6日 3時0分

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職業が「公務員」と聞くと「高収入」「収入が安定している」というイメージを持つ方は多いことでしょう。   実際に「両親が公務員なので収入が十分あり、何不自由なく暮らしてきた」という方もいらっしゃるでしょう。   「安定した収入を得るために、自分も公務員を目指したい」と考える方も多いと思うので、国家公務員と地方公務員、それぞれの年収や賞与の基準額がいくらぐらいなのかをご紹介します。

国家公務員の平均年収と賞与は?

人事院の「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、国家公務員の平均給与月額は41万2747円ということです。
 
給与の内訳は表1の通りです。
 
表1

内訳 俸給 地域手当等 俸給の
特別調整額
扶養手当 住居手当 その他
平均金額 33万
4218円
4万
3290円
1万
1994円
9027円 6769円 7449円

※人事院「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果 報告書」を基に筆者作成
 
内閣官房内閣人事局によると、賞与については、公務員の場合だと「勤勉手当」と呼ばれており、令和5年は6月に2.16月分、12月に2.26月分が支給されているようです。
 
勤勉手当は「(俸給+地域手当など+扶養手当)×支給月数」で計算するため、表1の金額を当てはめると「(33万4218円+4万3290円+9027円)×(2.16+2.26)=約170万8500円円」となります。
 
つまり、国家公務員の年収の目安は「(平均給与月額41万2747円×12ヶ月分)+勤勉手当約170万8500円=約666万1464円」ということです。
 

地方公務員の平均年収と賞与は?

一方、地方公務員の場合は、総務省の「令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要」で、平均給与月額が35万8824円と発表されています。
 
ボーナスについては地域や自治体によって何ヶ月分が支給されるか異なります。
 
参考までに、令和5年度の東京都では、6月に2.275月分、12月にも2.275月分の合計4.55月分が支給されていることが公表されています。
 
一人当たりの平均支給額は税等控除後で75万6126円なので、6月分と12月分を合わせて151万2252円です。
 
平均給与月額35万8824円×12ヶ月に151万2252円を足して、約581万8140円が地方公務員の平均収入となります。
 

国家公務員の年収の目安は約666万1464円、地方公務員は約581万8140円

国家公務員の年収の目安は約666万1464円、平均賞与は約170万8500円、地方公務員の平均年収は約581万8140円、平均賞与は151万2252円となっています。
 
国家公務員と地方公務員では年収や賞与の目安に少し差がありますが、どちらも高めと考えていいかもしれません。
 
ただし、この収入で何不自由なく暮らせるかどうかは暮らし方にもよると思うので、毎月の支出がどれくらいになるのか計算してみて、どのくらいゆとりのある生活を送れるのか考えてみることをおすすめします。
 

出典

人事院給与局 令和5年国家公務員給与等実態調査 報告書(2ページ)
内閣官房内閣人事局
 令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給

 令和5年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
総務省 令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要(6ページ)
東京都 夏季の特別給の支給について(2023年6月30日)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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